あっちーーッ! 暑すぎる!! こう暑いと汗がダラダラ流れてくるが、汗と言えば当サイトの編集長・GO羽鳥だ。そう、絶望的な汗っかきでお馴染みの我が上司である。「汗」と書いて「はとり」と読む……かはよく分からんが、とにかく汗に愛された男であることは間違いないだろう。

これまで様々な激辛料理とガチンコでやり合ってきた羽鳥。今回のお相手は、高温で熱した石鍋で提供されるという『石器ラーメン』だ! グツグツとマグマのように煮えたぎる強敵を相手に、男は一体どんな汗芸を見せてくれるのか? GO羽鳥、40歳の夏……灼熱の時間(とき)──。

・羽鳥 vs 石器ラーメン

2019年8月29日、東京・高田馬場にオープンする『石器ラーメン』。開店に先駆け、今回は特別に自慢のラーメンを食べさせてもらえることになったぞ。汗キングである羽鳥にとって、絶好の対戦相手と言えよう。それではお願いします!

・試合開始

まずは300度以上に熱したという石鍋が席まで運ばれてきた。すでに麺と具材ものった状態だ。そこに店員さんがスープを注ぐと……。

ジューーーーーッ! という音と共に、地獄のように煮えたぎり始める『石器ラーメン』。なんかスゴイことになってますけど、大丈夫なんかコレ。ふと羽鳥の方を見てみると……。


弾幕を張られた感じになっていた。


いや湯気すごッッ! ていうか、え……? 羽鳥さんですよね……? そこにいるのが本当に羽鳥なのかよく分からないレベルである。さすが石鍋だ、って……


うわーーーーーーーー! さらにヤバイことになってるゥゥゥゥゥウウウ!! アカンて、溢れますってーーー!!!

が、しばらくすると沸騰も落ち着くので、あとは残りのスープを自分で注ごう。あれ? よく見るとこれ、めっちゃウマそうな豚骨ラーメンっすね。ただのマグマかと思ってましたよ。

それではさっそく、いただいちゃってください! 湯気と格闘しながら、羽鳥はズズッと麺をすすり始める。すると次の瞬間……。


熱ゥッッッ!!!!

・熱すぎる

思わず後ろにのけぞる羽鳥。そりゃ熱いに決まってるだろ。さっきまで地獄のように煮えたぎってたんだぞ。とは言え、この熱々がウマいのもまた事実だ。『石器ラーメン』の魅力の一つとして、一口目の熱ウマさが最後まで持続することが挙げられる。こりゃいいぞぉ。

こうして熱い、ウマい、熱い、ウマいを繰り返しながら絶品ラーメンを堪能した羽鳥。ただ、汗に関しては若干の物足りなさを感じなくもない。そう、我々が見たいのは「デコがややテカっているおっさん」ではないのだ。羽鳥よ、もっと……もっとこいよォォォォオオオオ!

とそこへ、激しく羽鳥向けのメニューがおいでなすった。『氷河ラーメン』という超~~激辛な麺料理である。名前からしてすでにデンジャラスな匂いが漂っているが、すべては羽鳥の汗のため。迷うことなく全力でお願いしたぞ! で、来たのがこちらだ。はいドン!!

・超辛そう

うわぁ……だいぶキテんなこれ。存在感がエグすぎる唐辛子ご一行の下には、山椒がぎっしりと敷き詰められている。まさに麻辣(マーラー)の化身のような1杯だ。そこに先ほど同様スープが注がれると、なんかもう……。


湯気だけで辛い。

むせ返るような激辛スモークに、試合前から戦意を喪失しかける羽鳥。それでも、覚悟を決めて麺をすすり出した。


ズズ~ッ。

その結果……。


「辛ぇ……」


ボキャブラリーが消失した。


・辛いけどウマい

「中国で食べるような味」という羽鳥の発言から、見た目通り本格的な辛さであることがうかがえる。が、辛いと言ってもただ辛いだけではなく、そこにはしっかりとした旨みも確かに存在するそうだ。そのせいか、今の羽鳥にはどこか余裕を感じてしまう。分かりやすく言うと……


汗に勢いがない。

調子が良いのか悪いのかよく分からんが、過去に例を見ないほど省汗モードになっている様子の羽鳥。マジかよ。汗をかかない羽鳥なんて、元気か聞いてこない猪木みたいなものじゃないか。これでは読者も納得しない……って、え? な、何ですって!?


『氷河ラーメン』の辛さを2倍、3倍にできるですって!?


いや頭おかしいだろ! 蛇足の用例かよ!! ……でもいい。それイっとこう! すいませーん、辛さ2倍からお願いしまーす!! 羽鳥さん、頑張って!


はい2倍!


んほぉぉぉぉおおおお!!


辛ぇ……。


はい3倍!


ヒィィィィィイイイイイ!!


辛ぇ……。

何ということだ。もはやほぼ同じことしか言わなくなってしまった。汗をかかない上に感想までヘボいとか、アンタ本当に編集長かよ……って、うわァァァァァァアアア!


スコールかぶったみたいになっとるーーーーッ!!

汗が石鍋の上に降り注いどるやないか! 勝手に味付け変えんな!! だがこれで、やっといつもの羽鳥らしくなってきたぞ。汗腺が崩壊したようだが結果オーライだ! とここで、お店の方からとんでもない情報がもたらされる。

・正気か

なんとオープン前の8月24日(土)、25日(日)に限り、通常は提供していない7倍の辛さの『氷河ラーメン』にチャレンジできるというのだ! ななな、7倍だって!? そんなん舌燃えるわ!! しかし、今日はその7倍『氷河ラーメン』を特別に食べられるというので……。


もちろんお願いした。

・限界突破

この7倍『氷河ラーメン』、見た目は他のラーメンとそこまで変わらないものの、混ぜてみるとズシっと重い。持ち上げた時の様はまるでミートソースだ。強い……。

結論から言ってしまうと、羽鳥はここで本日初のギブアップをすることになる。以下は、食べている途中で羽鳥が口走った発言のメモだ。読んでお察しください。


・7倍になった途端に豚骨が消えた
・唐辛子の中に麺が入っている感じ
食べられるけど、食べられない
・体が拒んでいる

・無理だった

羽鳥によると、この7倍『氷河ラーメン』は熱湯風呂のようなものらしい。ドアを開けたらなぜか熱湯風呂だった……が、浸かれないこともないそうだ。それでも、やっぱり無理とのこと。ちょっと何を言っているのか分からないが、ヤバイ雰囲気だけは感じ取っていただけるはず。

・黒い天使

ここまでの激闘による疲れが出たのだろう。羽鳥はしばらくの間、悲しそうなおじいちゃんのような表情を浮かべ続けていた。羽鳥さん、心なしかスタート時よりも老けてません? 一体どうすれば……。

とその時。羽鳥にもたらされる1杯のソフトドリンク。そう、コーラである。「ありがてぇ……!」と、藤原竜也みたいなことを言いながらキンキンに冷えたグラスに口を付ける羽鳥。すると……。


うんめぇ……。

やはりボキャブラリーは消失したままだったが、今の羽鳥にはコーラの強炭酸でさえ祝福に感じられたに違いない。彼の目を濡らしているのが汗なのか、それとも涙だったのかは神のみぞ知るところだが(汗だろ)、おいしい激辛料理を存分に食べられて満足気な様子であった。

・注目情報

ちなみに私(あひるねこ)の場合、最初に食べた辛くない『石器ラーメン』がもっとも好みである。ぜひもう一度食べたいと正直に思うのだが、オープン当日の8月29日(木)は、なんとこの『石器ラーメン』が100円で食べられるらしいぞ。マ、マジかよ!?

11時の開店からスープがなくなり次第終了とのこと(当日は『石器ラーメン』のみ提供)。ちょっと普通ではないくらいお得なので、絶対駆け付けるべし! 今日のラスボス・7倍『氷河ラーメン』も併せてよろしくな!! ただし、羽鳥のように汗ダムが決壊しても当サイトは一切関知しないのであしからず。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 石器ラーメン
住所 東京都新宿区高田馬場2-14-3 三桂ビル1F(2019年8月29日オープン)
時間 11:00~23:00
休日 なし
電話番号 03-3200-0666
席数 12席(カウンターのみ)
オフィシャルサイト https://sekkiramen.com

参考リンク:石器ラーメン(https://sekkiramen.com/)
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼7倍『氷河ラーメン』を食べるには事前エントリーが必要だ(定員になり次第、参加受付終了)。完食できた人は、今後も7倍以上をオーダーできる『チャンピオンカード』がもらえるぞ。事前エントリーはコチラ

▼100円で『石器ラーメン』が食べられるイベントは8月29日オープン日の9:30から整理券が配布され、入店は整理券の番号順となる。『激辛氷河ラーメン』チャレンジイベントへの参加申し込み、100円イベントの詳細はコチラ!

▼これが『石器ラーメン』のメニューだッ!

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