人はいつだって “答え” を探して生きている。進むべき正しい道はどれか──あらゆる局面においてその問いはつきまとい、ゆえにこそ人は迷い、悩み続ける。選択と苦悩はそこら中に転がっていると言えよう。
例えば、最もふわふわの食パンとは果たしてどれなのか。そんな困難な問いに対し、筆者は究極の “答え” を見つけてしまったかもしれない。とあるお店では、自身の提供する食パンのことを「世界一ふわふわの食パン」と表現しているのだ。
・世界初の食パン
進むべき正しい道は、東京・池袋に通じていた。サンシャイン通り沿いに2019年7月19日に新設された商業施設「キュープラザ 池袋」、その2階に前述のお店は存在している。
店名は「ESPRESSO D WORKS(エスプレッソ・ディー・ワークス)池袋 」といい、渋谷・恵比寿で人気を獲得していたカフェがベーカリーカフェとして池袋に出店した形だ。
「世界一ふわふわ」とまで豪語できる秘訣は、独自の製法にあるようだ。パンの柔らかさは水分の多さで決まるものの、逆に水分が多すぎても上手くまとまらなくなる。業界の常識では小麦粉100に対して水分70程度が限界と言われていたらしい。
しかしこのお店は飽くなき試行錯誤の果てに限界を覆し、小麦粉100に対して水分100の比率を誇る「世界初の食パン」を作り出すことに成功したのだ。偉大なるその食パンの名は──「One Hundred(ワンハンドレッド)」である。
食べる前から「ワンハンドレッド万歳」と言いたくなるほど魅力的だ。「ふわふわ食パンの最適解なのでは」という期待も高まる。
11:00~14:00のランチタイムにお店を訪れれば、各種ランチに必ず「ワンハンドレッド」1切れが付いてくる。また1斤600円でテイクアウトすることも可能だ。今回はランチをいただくことにした。
注目度の高さゆえか、かなりの混雑具合だった。店の外で15分ほど待ち、店内に案内されたあとサラダランチ(1200円)を注文。サラダは「ケイジャンチキンとケールのシーザーサラダ」と「カポナータと海老アボカドのコブサラダ」の2種類あったが、前者を選んだ。
ほどなくしてランチセットがやってくる。お目当ての「ワンハンドレッド」は、たっぷりのバターホイップとともに登場した。
思わず食い入るように眺める。見た目からしてふわふわだ。このパンがふわふわじゃなかったらこの世の何も信じられなくなるくらいには柔らかそうだ。
そして1切れとはいえ、ボリュームも十分以上。厚みがすごい。猫背気味の筆者よりも遥かにしっかりと自立している。
興奮を覚えつつホイップを塗り、「世界初の食パン」の生地にかぶりついてみる。
ふわふわだ。ふわふわすぎる。いろいろな言葉を考えていたはずだった。事前情報からふわふわであることはわかりきっていたゆえに、それ以外の表現でこの柔らかさを表そうと言葉を用意していたはずなのに、どこかに消えてしまった。ふわふわすぎる。
水分が豊富だからなのか、柔らかな食感のあとに、すっと溶けていくような感じもある。舌に残るのは小麦本来の優しい甘みだ。小麦と水、どちらの特性も最大限の100%まで引き出されている。「ワンハンドレッド」の名にそんな意味合いまで勝手に見出してしまう。
食パンと同じくサラダの方もボリューム満点かつ美味しい。こちらも新鮮な野菜の味わいが存分に押し出されていてこだわりを感じる。これらに加えて、焼きたてのパン食べ放題(「ワンハンドレッド」は含まず)とドリンクまで付いて1200円となっている。
食べ放題については、店員さんがパンの入ったバスケットを持って各テーブルを回ってくれる方式なのだが、結構な頻度で来てくれるので不自由さは感じないどころか、取りに行かずに済むので快適だ。
さらに付記しておきたいのが、バターホイップの尋常ではない中毒性だ。テーブル上のパンというパンに塗りまくっていたのだが、それでも飽きない。甘すぎない絶妙なクリーミーさがたまらなかった。
・ワンハンドレッド万歳
そんなわけで、美味しさはもちろんながら、価格やサービスなど、あらゆる面において大満足なひとときだった。ベーカリーカフェとして総合的に高水準なのだが、しかしやはり感想としては「ワンハンドレッド万歳」というのが1番に来る。
「世界一ふわふわ」という表現も納得の一品であり、迷い多き人生における1つの “答え” を示してくれた。これから先、ふわふわの食パンを食べたい時にはこのパンを求めればいい。「ワンハンドレッド」には数字では表せない価値があると言えよう。
・今回紹介した店舗の情報
店名 ESPRESSO D WORKS(エスプレッソディーワークス)池袋
住所 東京都豊島区東池袋1-30-3
営業時間 ランチ 11:00〜14:00 ティータイム 14:00〜17:00 ディナー 17:00〜23:00
定休日 無休
参照元:@Press
Report:西本大紀
Photo:Rocketnews24.
▼世界初の小麦100水分100の食パン「ワンハンドレッド」
▼ふわっふわとしか言いようがない
▼サラダもボリュームたっぷりで美味しい
▼パン食べ放題とドリンクまで付いてくる
西本大紀











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