蒸れる季節だ。臭う。臭うぞ……スメルハラスメントなんていう言葉があるように、漂う臭いは無視できない問題である。体臭の中でも、足のニオイに悩む男性は多いのではないだろうか?
そんな問題を解決するためか、消臭効果がついている靴下も数多く販売されている。しかし、安くて臭いを防げるのはどのブランドなんだ? そんな疑問をいだいた私は、ユニクロとワークマンに絞り、どちらが悪臭を防げるか比べてみたぞ!
・検証の方法
まず、検証のために選んだ靴下と検証方法をご紹介したい。
靴下はスーツなどにも履けるような、スタンダードなデザインのものを選んだ。ユニクロは「スーピマコットンのレギュラーソックス」1足で税込390円。ワークマンは「FINE ASSIST」3足セットで税込980円で、1足あたりの値段は少しユニクロの方が少し高めである。
さて、これらの靴下を左足と右足に1足ずつ履いて、どちらが悪臭を防げるか検証していこう。なお、私の精神的な限界を考えて、着用期間は7日間とさせていただきたい。予想としては、もとより作業着を専門としているワークマンが有利ではないかと思っている。
次に臭いの測定方法を紹介しよう。使うものはドライヤーと口臭チェッカーだ。まずはドライヤーの口に靴下をとりつける。
そして、冷風モードで臭いを飛ばして口臭チェッカーで測る。
これぞ靴下スメルチェッカーだ!!!
この世紀の発明を使って白黒つけようではないか。なお、口臭チェッカーの数値による匂いの目安は以下の通りである。
0 → 口臭は感じません
1 → 弱い口臭を感じます
2 → 口臭を感じます
3 → 強い口臭を感じる時があります
4 → 強い口臭を感じます
5 → 非常に強い口臭を感じます
ちなみに、新品の状態でそれぞれの靴下を測ると、どちらも「3」を表示した。いきなり「強い口臭を感じる時があります」と判断されたわけだが、おそらく靴下の繊維とかの匂いが反応しているのだろう。はたして、この数値からどれだけ上がっていくのか。
・検証開始
私は洗濯をせずに履き続けた。雨の日も風の日も。終盤になると部屋を歩いた時に、ミチッミチョ……ミチッミチョ……と床に張り付く音がする。
そして私は測り続けた。どのタイミングでどれだけの悪臭になるのかとワクワクしながら……
だがしかし!
測れど測れど「3」以外の数字は表示されなかった。7日間が経過したところで、どちらの靴下も「3」から変わらないのである。つまり臭いが変わっていない!? 見た目は白っぽく粉も吹いていて臭そうだが……
もしかしたら口臭と足の臭さは別物なのだろうか。試しに鼻に近づけて臭いをかいでみよう。自分が履いてきた靴下で失神するのはイヤだが、高い精度で結果を求めるならこの方法しかあるまい。
クンクン……
あっ……
あああっ……
ぜんぜん臭くない!!!
ここまで臭いを抑えるのはすごい! が、記事としてはなんとも言えない結果になってしまった。「こうなったら臭うまで履き続けてやる!」と戦うことを決意したものの、指の間がジュクジュクして身の危険を感じたため、やむなく断念することに。これってもしかして……
・結果はドロー
歩く頻度や体質などで変わるかもしれないが、私が履く限りでは、ユニクロの靴下もワークマンの靴下も7日間ならば洗濯をしなくても悪臭を発することはなかった。結果としてはドローであり、どちらも勝者である。
しかし、臭わないからと言って洗濯しないで履き続けると、私みたいに指の間がジュクジュクになってしまうので気を付けて欲しい。水虫じゃなければいいなぁ……
参照リンク:ユニクロ、ワークマン
Report:hirazi(ひらじ)
Photo:RocketNews24.