性病になったことがある。今から10年ほど前のことだ。検査を受けたらクラミジアが陽性だった。その数年後、おしっこをする時に痛むので病院に行ったら、「淋菌感染症(淋病)です」と言われた。

──なんでこんなことをカミングアウトしているのかというと、せめて自分の性病歴くらい明かしておかないと、以下の主張になんの説得力も無い気がするからだ。では、その主張とは何か? 簡潔に言うならば……


性病(性感染症)の検査を国民の義務にすべき


──ってことだ。数年に1回なのか半年に1回なのか、「心当たりがあったら」なのか、そのへんの周期的なものは分からないが、とにかく性病検査はマジで大事。厚生労働省によると、2017年には梅毒の報告数がエグいことになったらしいぞ。もし感染に気づくのが遅れたら、シャレにならねえからな。

そもそも、性病を恥ずかしがる風潮が強すぎだって。もちろん予防は大事だけど、なっちまったら早急に治すしかないだろ。せめて早く検査を受けて、早く気づけるようにしようよ。そのためには、性病検査をやましいと思ってる場合じゃねえって

だから、「性病の検査を受けてきた」と言った人を「何か悪いことをしたのか?」的な目で見るのは、いい加減やめろ。そういう “いじり” もやめろ。「週末にキャンプに行った」と友達に言うくらいの感覚で、「この前、性病の検査受けてきた」と言えるような空気にしようよ。

とはいえ……! 恥ずかしがる国民性はそんなに簡単に変わらないだろうから、もういっそのこと国民の義務にしてしまえ! 勤労・納税・教育・性病検査。これでいいだろう?


……簡潔に言うつもりだったのだが、あまりにも熱が入りすぎたために長くなってしまった。申し訳ない。


・性感染症の検査を受けてきた

そもそも、なぜ私がこんなことを言っているかというと、最近自分が性感染症の検査を受け、「これ、すげー大事だな」と思わずにはいられなかったからだ。当たり前といえば当たり前の話。だが、ノドアツ(喉元過ぎれば熱さを忘れる)的な内容でもあるので、“熱さ” を忘れないうちに、その事実をここで紹介しよう。

すべてのきっかけは、私がピリピリとした痛みに襲われたこと。なぜか左半身だけが痛いので、「もしかして帯状疱疹?」と思って病院に行ったところ、血液検査でヘルペスを調べることになった。その流れで、医師に「今までC型肝炎とかの検査を受けたことありますか?」と聞かれたのである。

お恥ずかしい話だが、私は受けたことがなかった。クラミジアはある。淋病もある。どれも尿検査で、先述の通り結果は陽性だった。そして、病院から処方された薬を飲んだら治った。

あと、HIVの検査は受けたことがある。それは陰性だったが、C型肝炎やら梅毒の検査は受けたことが無かった。というか、HIVの検査の時に梅毒などの検査も受けようと思ったら受けられたのだが、追加費用がかかるとかで止めたのだ。

なので今回、梅毒などの検査もまとめて受けることにした。当初は「別に自覚症状とかないし大丈夫じゃない?」と思っていたものの、医師から検査結果を発表されるときの緊張たるや……! 結果的には全部陰性だったものの、その緊張感を通して検査の重要性を痛感させられたのである。

なぜって、もし性感染症の検査に引っかかったら、パートナーも大迷惑(原因が自分の場合)をこうむるのだから。っていうか、大迷惑どころの話じゃない。だったら、性病的な話をタブーにしている場合じゃねえだろ

そんな思いから、本記事を執筆した次第である。マジで。

参照元:厚生労働省「梅毒の発生動向の調査及び分析の強化について」(PDF)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼ちなみに診断の結果、帯状疱疹ではなかったもののヘルペスで引っかかった。元々、疲れがたまると口の周りなどにヘルペスが出るので、今回のピリピリした痛みもそれが原因だろう。

▼で、性病的なところは問題なしだったものの……

▼中性脂肪が高くてビビった