世界には多種多様な文化がある。生まれた場所によって言語をはじめ様々な壁があるが、そんな壁を超えられるのが “食” だ。「美味しい」は世界を救う。
というわけで、庶民の味方・ローソンのからあげクンを世界14カ国の人におごってみたぞ! みんな、私(中澤)の「美味しい」を喜んでくれるだろうか?
・からあげクンとの初遭遇の人も
大量のからあげクンを持って訪れたのは、日本語学校『ホツマインターナショナルスクール』である。以前の記事でお伝えしたパキスタン人留学生たちも通っているこの学校。生徒は日本に興味津々だ。からあげクンを食べたいかーーーーーー!
留学生中心に集まったのは14カ国の人たち。アメリカ、オーストラリアなどの英語圏から、ネパール、ミャンマー、インド、韓国などのアジア圏、果ては東欧のキルギスに至るまで様々である。中には、からあげクンを初めて見る人も。
・世界よ。これがからあげクンだ
国産鶏を使用し、さらに国内で製造されているというからあげクン。昭和61年生まれで、これまで31億食以上も販売しているレジェンド商品である。
そんな国民食・からあげクンを世界はどう受け止めるだろうか? これだけ色んな人種が集まったら苦手な人もいるかもしれない。文化によって味覚も違うしなあ……と思いきや!
笑顔!
弾ける笑顔!!
──チーズ、レギュラー、レッドの3種類を用意しておいたのだが全員が完食。さっそく感想を聞いてみたところ……
ジョンさん(韓国)「レギュラーがおいしかったです。肉の味が凄い感じられて。216円は安い。食感が軽いからお菓子としても食べやすい」
エンジさん(モンゴル)「チーズ味がおいしいです。唐揚げはモンゴルにないから人気になると思う」
ミーシャさん(キルギス)「私の国はチキンが好きだから、きっと流行ると思う」
ジョニーさん(バングラデシュ)「おいしい。私はシェフになりたいんだけど、ベトナムの『チンスー(スイートチリソース)』をつけたらきっともっとおいしくなる」
ジワニさん(スリランカ)「チーズがとても好き! スリランカで唐揚げはあまりありません。でも、日本の天ぷらがとても有名です。私も日本に来る前に一番食べたかったのは唐揚げでした。スリランカでも人気になると思います。スリランカでも売ってほしい」
──どうやら、私の「美味しい」はみんなに届いたようだ。美味しいは国も宗教も言葉の壁も越える。言葉以上にその表情が物語っていた。ようこそ日本へ!
夢のために世界各国から日本へやって来た留学生たち。日本語を学んだ後、調理の専門学校へ行く人から車の専門学校へ行く人まで、それぞれの道へと進んでいく。
ここは交差点
そして通過点
今の笑顔もいつか思い出に変わる
その時、彼ら彼女らが変わらず笑えていますように
ローソンから愛を込めて
関連リンク:LAWSON
取材協力:ホツマインターナショナルスクール
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
シリーズ「外国人留学生が行く」