漫画をアプリで読んでいて、更新が途中で終わった時ほど悲しいことはない。毎日チェックしてたのにー! と、やるせない気分になってしまう。無料だから仕方ないとはいえ、できれば全巻公開してほしいと思っているのは、なにも私(あひるねこ)だけではあるまい。
そんな同様の思いを抱えるあなたに朗報である! なんとあの伝説の作品『殺し屋1』が、期間限定で全巻無料公開されているのだ!! やったァァァァアアア! 待っていた……お前みたいな変態漫画を……。
・伝説の漫画
『ホムンクルス』で知られる山本英夫先生が、今はなき「週刊ヤングサンデー」で約3年に渡り連載していた『殺し屋1』。この作品は後に、三池崇史監督によって実写映画化もされている。ちなみに主演は浅野忠信さんと大森南朋さんだ。
・全巻無料
現在、漫画サイト「スキマ」において、この『殺し屋1』の原作全10巻分が無料で公開されているという。ただし、2019年3月31日までの期間限定となっているため注意してほしい。登録等は特に不要なので、サイトにアクセスすればすぐに読めるぞ。
……と、肝心のストーリーについてあえて触れなかったのは、この作品がどこをどう切り取っても閲覧注意だらけだからだ。参考までに、「スキマ」に掲載されているあらすじを引用してみよう。
「元いじめられっ子の殺し屋・イチ VS ドMヤクザ・垣原。壮絶な殺し合いが幕を開ける!! 気弱な青年イチは、心の内に強烈なドS性を秘めている。一方、命を狙われる事に悦びを覚えるドMヤクザ・垣原。宿命の二人が出会った時、新宿の街が血に染まる!!
『ホムンクルス』『新のぞき屋』の山本英夫が贈る伝説的バイオレンス・エンターテイメント第1巻!!」
まあ、簡単に言うとそんな話なのだが、上記の説明をカルピスで例えるなら ほぼ水である。実際に読んでみると、その尋常ではないハードコア描写に震えあがること必至。とても文字にできない数々の事件を経て、最終的になぜかラブコメ化するという意味不明な名作なのだ。
・閲覧注意
最後まで一気に読んでしまうほどに面白いことを約束するが、心が弱い人は読まない方がいいだろう。閲覧はあくまで自己責任でお願いしたい。それにしても、『殺し屋1』と『ザ・ワールド・イズ・マイン』が同時に連載されていた当時のヤンサンの凄まじさよ……。