「叙々苑」といえば、泣く子も黙る焼肉の超有名店である。高級なお店として知られており、当編集部のあひるねこは昨年、人生初の叙々苑を体験し、肉を焼く前に帰りそうになったと語っている。素人だ、実に素人の考え方だ。私(佐藤)クラスになると、店に行かずに叙々苑することができるのである。
ということで、会社でいきなり叙々苑してみたぞ!
・テイクアウト、デリバリーの専門店
やり方は簡単だ。私クラスになると「叙々苑キッチン」の存在を当然のごとく知っている。いや、これはもはや「ローランド様」を知っているくらいの常識だ。
紹介するまでもないかもしれないが、あえて説明するぞ! 叙々苑キッチンはテイクアウトとデリバリーを専門に行っている店舗。都内に3店舗(うち大丸東京はテイクアウトのみ)、大阪に1店舗存在している。
当編集部にもっとも近い新宿歌舞伎町の店舗に電話をして、「デリバリーをお願いしたいんですけど~」といえば、事は済むのである。店舗に行って、緊張しながら肉を食う必要はない。これこそ、私があひるねこを素人という理由だ。まさかそんなことも知らずにあひるねこは33年間も生きてきたとは。その方がむしろ驚きだ……。
・健康と美容を考えて
さて、電話で注文して待っていたら、叙々苑がきたぞ。
今回注文したのは、特選ロース弁当と叙々苑野菜サラダ、それにコムタンスープである。私クラスになると、ただ肉を食らうだけでなく、健康と美容を考えてサラダも摂る。スープも飲む。食事とはバランスである。デカ盛りではしゃいでる場合ではないのである。
・叙々苑のプライド
早速叙々苑しよう。まずはスープで喉を濡らす。
一口飲めばわかる。いつものアレだ。皆さんなら、アレと言っただけでわかって頂けるだろう。
肉を食う前には野菜を食べる。叙々苑サラダもいつものアレだ。デリバリーとはいえ、さすが叙々苑。お店のプライドにかけて味に妥協はしない。その姿勢がスープとサラダで十分にわかる。
・これが叙々苑の肉だ!
そしていよいよメインディッシュだ。
フタを開けるとそこには……
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またフタ!!!!
箸や手拭き、タレにつまようじ。そして、口中ケアタブレットまで入っている! さすが叙々苑ッ!
長い道のりの経てようやく肉とご対面だ。見てくれ~! これが叙々苑の肉だぞ~~~ッ!!
焼き立てではないが、それでも十分に食欲をそそる。この画像を保存してスマホの壁紙にしてもいいくらいだ。
・唯一の難点
さすがに肉は、焼き立てよりも味が若干落ちる。だが、それでもそこらへんの焼肉屋の肉よりもはるかにウマい。ひと切れ食べたら、思わず「う~ん……」と唸るほどの美味しさである。
食べているその時間のすべてが「至福」といっても過言ではない。このデリバリーの存在を知ってしまえば、店に行くのがバカバカしく思えるレベルである。
唯一の難点は、デリバリーの最小注文金額が5000円~ であること。今回注文した特選ロース弁当は4200円。叙々苑野菜サラダは600円。そしてコムタンスープは300円である。という訳で、この金額は私クラスでもちょっとためらう……。つまるところ、叙々苑はデリバリーでも叙々苑だった……。