朝起きてから眠るまで我々は多くの音を聞く。雑踏、車、信号機。風の音から衣擦れの音まで、世界は音のミルフィーユだ。もし、そんな世界に音が無かったら？

生まれた時の障害が原因で難聴になってしまった赤ちゃん。補聴器で初めて家族の声を聞いた瞬間……その反応に世界が泣いた。

・キョロキョロと辺りを見回した後

海外のFacebookユーザー「Carol Dianne Benjamin」さんが投稿したこの動画。主役となるのは難聴の赤ちゃん・スカーレットちゃんだ。動画は、スカーレットちゃんが初めて補聴器をつけた瞬間を収めたものである。

優しく抑えたトーンで話しかけるキャロルさん。一方、「ベイビーシスター！」と元気に話しかけるのはスカーレットちゃんのお姉ちゃんだ。最初はきょとんとしているスカーレットちゃん。キョロキョロと辺りを見回した後……

「アハハハハッ！」と満面の笑顔に！　思わず口を押さえるキャロルさん。全ての呼びかけに反応するように笑顔を返すスカーレットちゃんにみんなが笑顔になっていく。

やがて、キャロルさんの目には涙が。笑顔の中にすすり泣く声が混じる。興奮して叫ぶスカーレットちゃんの姿は、彼女が最も見たかったものなのかもしれない。この動画にネットでは以下のような声があがっていた。

・海外の声

「大泣きした」
「素晴らしい」
「私はまだ泣いている」
「マジで泣いた」
「笑うと同時に泣いた」
「彼女の笑顔は私の心を幸せにした」
「この笑顔は素晴らしいね」
「私も嬉しい」
「美しい、ただ美しい」
「彼女の笑顔のおかげで良い1日になった」

──思わずもらい泣きしてしまう人が続出。感動の嵐を巻き起こしている。「私たちの人生で最高の1日」としたキャロルさん。その笑顔と涙は愛にあふれている。難聴は重いハンデだが、周りを幸せにするようなスカーレットちゃんの笑顔に、2人の幸せを祈らずにはいられない。

参照元：YouTube / Storyful、Facebook @Carol Dianne Benjamin
執筆：中澤星児
Media Credit：Storyful.

▼その笑顔に思わず笑いながら泣いてしまう