「あぁ、あれポケモン(GO)だよ」。最近、街中で人だかりができていたら、通りすがりの人たちからそんな声がチラホラ聞こえてくる。2016年にアプリがリリースされてから今年の7月で3年が経つが、ポケモンGOの人気は一向に衰えない。「まだポケモンやってるの?」なんて言われるのは、今となっては昔のこと。むしろ人気が加速していると言った方が正しい。

田舎ではあまり浸透しなかったが、都会だと特定の場所にボスが現れたら大混雑。今イベント中のカイオーガやグラードンといった人気ポケモンが出れば、大勢のトレーナーがスマホと にらめっこ だ。その中で目立つのが中高年層の多さ。世代ではない彼らは、なぜポケモンGOにハマったのか──。理由は大きく3つあると推測する。

理由1:巨大な入り口

1つめに考えられる理由は、ポケモンGOの爆発的人気によるものだ。リリースされると日本中が大フィーバー。老若男女を問わず、ダウンロードして街に繰り出した光景を覚えている人も多いだろう。そしてそれが中高年の入り口になったと思われる。

そう、あれだけ周りがやっているなら自分も……といった感じで、気軽に始められたのだ。たぶん。新しいものに対して「やってみよう」と重い腰を上げることは難しいものだが、入り口の大きさがとにかく巨大だった。また、ダウンロードが無料であることはもちろん、親しみやすく可愛い “ポケモン” という存在も大きかったはずだ。

理由2:シンプルなのに面白い

それとゲームがとにかくシンプルというのもハマるキッカケになったと予想する。基本はボールを投げてポケモンを捕まえるだけ、レイドバトルもタップするだけでOKと何ら難しいことはない。細かいところまで覚えることを要求されないゲームというのも、中高年にはピンポイントで刺さったのだろう。

かと言って、シンプルすぎることもなく、ポケモンの技や相性に図鑑埋め、さらにはレベルや「カーブボール」など、実をいうとポケモンGOはやり込み要素も豊富。飽きないの? そう思う人もいるかもしれないが、絶妙なタイミングで新しいポケモンや新機能が実装されるから飽きることもないのが現状だ。

そして位置ゲームということもあって、ポケモンGOが健康維持の一環になっている人だっているかもしれない。日課になると楽しいもので、今の寒い時期でも外に出て歩こうと思わせてくれる。簡単で楽しい。ポケモンGOが中高年に人気なのは、これが大きいのではないだろうか。

・理由3:若者との接点になる

他にも「若者との接点」も人気の理由だと考える。通常、親子以上も年齢が離れていると「ジェネレーションギャップ」というか、まったく接点がなく何を話していいか分からなくなるものだ。……ところが!

ポケモンGOをやっていることで共通の趣味となるケースも少なくない。親子でGOをはじめ、じいじとGO、もしくは ばあば とGO。個人的にはいろんな中高年のトレーナーと遭遇して、そのことを実感してきた。例えば……

ポケモンを教えてくれる先生は「近所の小学生」というおじいちゃん、ヒードランを2人で一緒に倒そうと話してきたおじいちゃん、集団でバンギラスをフルボッコにするマダム集団……など、プレイすればするほど楽しんでいる中高年が多いような気がする。

おそらく『ポケモンGO』というツールを通じて、若者たちとコミュニケーションをとるのも1つの楽しみになっているのではないか。いずれにしても、世代を超えて一緒に楽しめるゲームというものはそうない。それがスマホで簡単にできるのだから、人気なのも頷ける。どうやら、中高年の心をつかんで離さないポケモンGOのメガヒットはまだまだ続きそうだ。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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▼ヒードランをボコろうと話してきたおじいちゃんはグラードン6匹持ちだった