お酒──。それは「百薬の長」とも言われる魔法の液体。飲み方によっては人生を楽しくしてくれる素敵なものである一方、残念ながらトラブルの火種となることも多い。例えば2017年、鉄道係員に対する暴力行為は656件発生し、そのうち飲酒していた加害者は59%だったという。
これを聞くと「あー、お酒って良くないなぁ」なんて思う人も多いかと思うが、本当に悪いのはお酒なのだろうか? 今回は、いま東京メトロ駅構内に張り出されている「正論すぎるポスター」をご紹介したい。
・656件の暴力行為
先述のように、2017年は鉄道係員に対する暴力行為が656件発生したという。これはおよそ1日2回のペースで鉄道係員が暴力行為を受けていることになる計算で、そのうちの半数以上が飲酒していた加害者である。つまり、
1日1回、飲酒した人が鉄道係員に暴力をふるっている
……ということになるのだ。もちろん、これは鉄道係員に対する暴力行為だけの数字だから、世の中を見渡せば “数えきれないほど多くの飲酒トラブル” が起きていることは明白である。お酒って恐ろしい……と言いたいところだが。
果たして飲酒トラブルは「酒のせい」なのだろうか? 基本的にはお酒を飲んでもトラブルを起こさない人の方がほとんどだし、むしろお酒を楽しくたしなむ人の方が圧倒的に多い。それなのに何かあると、なぜ「お酒のトラブル」になってしまうのだろうか?
それに対する1つの答えが、東京メトロ駅構内に張り出されている「正論すぎるポスター」だ。ポスターには大きな文字で以下のように記されている。
「お酒の失敗じゃない。あなたの失敗です」
正論……! 圧倒的正論……!! そう、酒でトラブルを起こした人はすぐに「酒のせい」というが違うんだ……! 酒のせいじゃない……!! あなたのせいなんだ……! 酒が悪いんじゃない……!! あなたが悪いんだ……!
この言葉を聞いて、いわゆる「酒癖の悪い人たち」はどう思うだろうか? 身に覚えのある方はぜひこの言葉を胸に刻み付け、くれぐれも注意して欲しい。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼この破壊力はエグい。
正論・正論・&ド正論。 pic.twitter.com/6w9n5Ao93E
— P.K.サンジュン (@sanjun27) January 25, 2019