刑事ドラマのお約束グルメといえば、もちろん「カツ丼」だ。薄暗い取調室で食べるカツ丼は、たとえ冷めていても美味いに決まっている。厳しい取り調べを受けるのは勘弁だが……あのカツ丼が食べたい。1度でいいから警察署でカツ丼が食べたいのだ!

というわけで今回は、福岡県警察本部でカツ丼を食べてきた。と言っても、長年の夢を叶えるために罪を犯して出頭した……わけではないから安心してくれ。どういうことか詳しく経緯を説明しよう。

・福岡県警察本部へ

福岡県警察本部は、JR吉塚駅から徒歩約10分の距離にある。垂れ幕によると、現在「暴力団壊滅作戦」を推進中らしい……ほほう、なるほど。「修羅の国」真っ最中だな。悪いことはしていないが近づきにくい雰囲気だ。気軽に「カツ丼を食べさせてくれ」なんて絶対に言えない。

しかし……実はここ警察本部では、誰でもカツ丼を食べることができる。理由は簡単、福岡県警本部の食堂は一般開放されているからだ。入口左手にある受付で「食堂を利用する」と伝え、名前・電話番号等を記帳して入館証を受け取ればOK。エレベーターで地下階にある食堂へ向かおう。

・「カツ丼」一択

無事、食堂に到着。雰囲気は学食、注文は食券制だ。定番の麺類・ご飯類は一通り揃っていて、日替わりのランチセットは470円となかなか良心的……だが! 今回に限って迷いは一切ナッシング。モチのロンで「カツ丼(510円)」一択である!

・刑事(デカ)すぎる

そして待つこと約5分。いよいよ、福岡県警のカツ丼が登場した。こ、これは……!

とってもデッカいです!


大盛りを頼んだつもりはないが余裕で特盛サイズだ。もしここが取調室だったら、刑事さんに「2人でシェアします?」と聞いてしまうレベル。おいおい、マジで刑事(デカ)すぎるカツ丼だぜ。

で、気になる味は……もちろん最高。なぜならここは警察署。シチュエーションが文句ナシで満点だから、感情を込めてカツ丼と向き合うことができるのだろう。刑事ドラマをイメージして食べるカツ丼の味は深い、心にしみる美味さである。故郷のお母さんに伝えたくなる味であった。

・実際にはあり得ない

ちなみにだが、福岡県警によると「取調室でカツ丼が出ることがあり得ない」らしい。取り調べ中の犯人の権利を守るための規則があり、カツ丼をおごる行為は「自白に向けての誘導につながる」という理由があるのだとか。知らなかったぞ。

──というわけで、「取調室でカツ丼」は現実では起こり得ないことがわかったが、福岡県警本部の食堂で食べたカツ丼は、限りなく刑事ドラマ近い感じであった。ちなみに地下階には売店もあり「ポリスまんじゅう」なんかも売っていたぞ。カツ丼の後は、ポリスまんじゅうを食べて和んでくれよな!

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 福岡県警察本部 食堂
住所 福岡県福岡市博多区東公園7-7 B1F
時間 7:00~19:15
休日 不定休

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼福岡県警察本部の食堂



▼刑事すぎる(デカすぎる)カツ丼(510円)

▼カツ丼の後は「ポリスまんじゅう」で和んでくれよな!