ゲームアプリにハマるってことは、手間と時間とお金をかけてスマホのバッテリー劣化を促進させているだけではないのか? そんな気持ちが芽生えたことで、私はポケモンGOの依存症から抜け出した──という個人的体験を以前に本サイトの記事で紹介した。
あれ以降、私はスマホゲームを一切やらなくなった……というワケではない。矛盾しているのだが、今現在がっつりハマっているゲームがある。それが……『テクテクテクテク』だ。
ネーミング的に「何それ?」と思う人もいるだろうから説明すると、『テクテクテクテク』は地図を塗りつぶすことを目標としたゲームアプリである。
公式サイトでは「一生歩けるRPG」と紹介されており、基本的には歩くことで地図を埋めていくと思っていいだろう。歩きまくるから、テクテクテクテクだ。
実際には歩かなくても、「となりぬり」という機能を使ったりすれば地図を塗りつぶせるのだが、細かい説明はまた後日にしたい。大まかなことを3つだけ言うならば……
1. 『テクテクテクテク』はポケモンGOと同じく、位置情報を利用したゲームアプリだということ
2. ポケモンGOとは違い、『テクテクテクテク』には主人公の武器や防具を装備したり、宝箱を開けたりボスを倒したりといった “ドラクエ的な楽しみ要素” もあるということ
3. そして何より、地図を埋めていくのが超楽しいということ
──以上。特に3の地図を埋めていく楽しみは大きく、ポケモンGOをやっている人に説明するなら「図鑑を埋めていく快感」といったところだろうか。
ただ、『テクテクテクテク』では一定のエリアを塗りつぶすと報酬があるので、その快感はポケモンGOの図鑑よりも大きいのではないかと、個人的には思う。
他にも、『テクテクテクテク』では「予約ぬり」をすることで歩きスマホをする必要が一切無かったりと、ポケモンGOと比べた場合の優位点がいくつかあるような気がする。
まあ、どっちが面白いかなんてことを議論しても無意味だが、私の場合に限って言えば、『テクテクテクテク』のおかげでポケモンGOから完全に卒業できたのは間違いない。
実は、私はポケモンGOの依存症から脱却したあとも海外に行ってはアプリを開いてみたり、なにかイベントがあるときだけ数時間プレイしてみたのだが、『テクテクテクテク』を知ってからは一切開いていない。
ポケモンGOやってる場合じゃないのだから。地図を埋めたいんだから。もう少しで文京区が埋まるのだから。
──こうして私は、自分のiPhoneのバッテリーを緩やかに破壊している。ズルズルズルズルと。
参考リンク:テクテクテクテク公式サイト(iOS / Android)、Apple「バッテリーのサービスとリサイクル」、「iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:テクテクテクテク(iOS)
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