2018年の地球上で「コンテンツ王」はやはりディズニーなのだろう。ミッキーやミニーは当然としてスター・ウォーズやマーベルまでを手中に収めているのだから、ディズニーに太刀打ちできる企業は思いつかない。大げさではなくディズニーは「コンテンツの覇者」であろう。
そんなディズニーがさらに加速する──。2018年11月、米国ディズニーは2019年から開始する動画配信サービスの正式名称が『Disney+(ディズニープラス)』になると発表した。これまで業界1位だった「Netflix(ネットフリックス)」を脅かす存在となりそうだ。
・日本での展開は未定
ディズニーの会長兼CEO「ボブ・アイガー(Bob Iger)」氏が明かした今回の発表。以前よりディズニーがオンデマンド型の動画配信サービスに乗り出すことは明かされていたが、いよいよその全容が明らかになってきた。
冒頭でもお伝えした通り、正式名称は『Disney+』で、アメリカでは2019年後半のサービス開始を目指しているという(日本について言及していない)。また、料金体制については明らかにされていないが、NetflixやHuluと同じ月額制になると予測される。
・オリジナルドラマを2タイトル発表
また、オリジナルコンテンツも配信予定で、その第1弾として「ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー」のキャシアン・アンドーを主役にしたドラマの制作を発表した。ドラマはローグ・ワン以前が舞台になるようで、ファンにとってはたまらない作品となりそうだ。
さらに「アベンジャーズ」からは “ロキ” を主人公に据えたドラマを制作予定で、こちらも「金を払ってでも見たい」というファンが多いのではなかろうか? どちらのドラマも強いのが、映画と同じ俳優が起用されるということ。キャシアンはディエゴ・ルナが、ロキはトム・ヒドルストンが演じる。
ディズニーのコンテンツが見放題で、さらに「ディズニー」「スター・ウォーズ」「マーベル」のオリジナルドラマを続々と展開したとしたら……Netflixを越える最強動画配信サービスとなるのも時間の問題……なのかもしれない。
先述のように日本での展開は未発表であるが、月額1000円くらいなら余裕で加入してしまいそうな『Disney+』。しばらくはコンテンツ王、ディズニーの時代が続きそうな気配だ。
参照元:The Walt Disney Company(英語)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.