高い山があれば登りたくなるなんて話をよく聞くが、私はそうでもない。例えば料理。片付けるのも面倒だし、家で食べるなら手軽にササッと済むものを好んでいる。最近はそこらへんで売っていてもウマいものが多いし、わざわざ手間暇かける必要はない。何なら人間はレンチンだけで生きていけるとさえ思っているくらいだ。


が、しかしっ……


先日、スーパーの冷凍食品売り場をパトロールしていたところ、スルーできない商品を発見した。味の素の冷凍餃子(239円)で、どうやら日本一売れているらしい。餃子となれば話は別! これをビールのお供にできたら最高なので、火を使う冷凍食品にも挑戦してみることにした。そしたらよぉ……

・味の素ハンパないって

マジでハンパなかった。このためだけにフライパンを買った意味があったと言っても過言ではない。日本一の実力とやらをこれでもかと見せつけられたのだ。日本一。読んでそのまま日本で一番であることを指すが、どんなジャンルであれ日本一はやはりスゴい。当然ながら餃子の売り上げ日本一もスゴかった。


・調理の流れ

まずスゴいのが調理の簡単さ。説明するまでもないだろうが、念のため作る流れをお伝えしておこう。


その1:冷凍餃子を取り出してフライパンに入れる


その2:フタを閉めて中火で5分、その後は羽根ができるまで焼く


その3:おしまい


ね、簡単でしょ。たったこれだけ……たったこれだけで油も水もいらないのに、とても冷凍食品と思えないくらいウマいからハンパない。パリッパリの皮にギュッと詰められた肉、そして溢れる肉汁……もはやどこぞの店で食べているような餃子である。

欠点を挙げるならタレがついてなかったこと(なくてもウマいけど)、そしてフライパンや皿、箸などを洗う後片付けがほんの少しだけ面倒だったくらいだ。

・我が家のコンロを使う時が来た

どんだけ面倒くさがりなんだよってことはおいといて、男性でも調理できるくらい簡単なことが売り上げ日本一に大きく貢献していると思う。簡単でウマい、これを餃子で実現したら売れるのも納得だ。余談だが、これまで片手で数えられるくらいしか使ったことないコンロが稼働したことで、我が家のカルシファーもさぞ喜んだことだろう。

個数も12個入っていて冷凍なので保存もOKだから非の打ちどころがない。レンチンだけでも人間は生きていける──そう思っていた私のフィールドが味の素の冷凍餃子で大きく広がったのだった。さぁて、明日の晩も餃子だ(・ω・)

参考リンク:味の素「ギョーザ」
イラスト・Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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