まだポケモンGOやってるの? そんなことを言われた時期もあったが、最近のポケモンGOは今年の気温以上にアツすぎる。いろんな新機能が実装されたかと思えば、次から次へと行われるイベントも盛り上がっている。

新規&復帰ユーザーも多いようにさえ感じるし、さすが社会現象になったアプリと言おうか。やっぱりスゴいなぁ……ということで、リリースされてから約2年経ったここいらで「ポケモンGOのスゴさを肌で感じた瞬間」をまとめてみることにした。

その1. ミルコがGO

まずリリース前から衝撃を受けたのが、格闘家のミルコ・クロコップがハシャぎながらプレイしていたことだ。日本国内が遅れて配信されたこともあって、何かと世界のプレイ状況がニュースになっていたが、まさかのミルコ……あのミルコ・クロコップがポケモンGOに翻弄されていた。ある意味、試合で見せる恐怖の左ハイキックよりもゾクッとした瞬間だった。


その2. コラッタじいちゃん

そして日本でもリリースされ、次に驚かされたのが年配プレイヤーの多さだ。どこに行っても人・人・人という中、ポケモンにあまり馴染みのない年配プレイヤーたちもスマホを片手にプレイしていた。今も年配プレイヤーは熱心なように感じるが、もっとも記憶に刻まれているのがコラッタじいちゃんだ。

あれは2016年11月にメタモンが実装されたときくらいだろうか。飽きてきたユーザーが増えていて、ポケモンGOをやっていたら少し恥ずかしさも感じた時期だった。しかし、そんな状況であってもカフェにいた じいちゃん のたくましさはスゴかった。というのも……

読んでいた新聞を片付けると、ポケモンGOを起動。なんと大音量でコラッタを捕まえ始めたのだ。静かな店内に鳴り響くポケモンGOのBGMとコラッタの鳴き声……いきなり「絶対に笑ってはいけない」シリーズが始まったかのようで、周りの空気が迷惑というよりほのぼのとした感じになったことを覚えている。


その3. 年配夫婦でGO

続いても年配プレイヤーの話だ。「スペシャル・ウィークエンド」でソフトバンクの店舗へ行ったときに遭遇した夫婦もスゴかった。延期されたイベント情報がなかなか発表されないことはおいといて、QRコードの取り方も知らない彼らが「ポケモンGO」のためだけに朝イチで足を運んでいたのだ。

それだけでもスゴいが、聞いた話がまたスゴかった。彼らのレベルはMAXの40。ポケモンGOを教えてくれている先生は、近所の小学生で定年退職後の楽しみになっているとのことだった。


その4. バンギラスおばちゃん

あとはバンギラスをボコボコにしているマダム集団もスゴかった。50〜60歳くらいのおばちゃんたちが複数人で固まって大盛り上がりしていたので、何やってるのかなと覗いたらレイドボスのバンギラスをフルボッコ

しかも、時間は夜9時前。スマホやタブレット片手におしゃべりしながら、全身全霊でタップする姿はたくましささえも感じた。世代を問わず熱中することに加え、マダムの強固な繋がりさえも作ってしまうポケモンGO。やはりスゴい!


その5. 衰えない熱

そしてもっともスゴいと思うのが、2年以上経った今でも衰えないプレイヤーの「熱量」だ。イベントになれば有名人でも来ているのかってくらい人が密集するし、先日の「横須賀GO」では国内だけでなく海外からもプレイヤーが来ていた。

やり込み要素が多いとはいえ、並のゲームならとっくの昔に飽きられている。当然、飽きさせない努力が実を結んでいるのだろうが、むしろ人気が加速しているようにさえ感じるからスゴい。


他にも火がついたように泣く子どもがポケモンGOのBGMで泣き止んだ、イカついおじさんがポケモンGOを全力でプレイしていたなど、数えきれないほどエピソードはあるが、今回はこれくらいにしておきたい。続きはまた次の機会に。

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS)