ハンバーグが嫌いな人は手をあげて! よし、いないな。諸君、私(中澤)はハンバーグが大好きだ。ナイフを刺した瞬間、あふれる肉汁には心が踊る。口の中でホロッと解けてデミグラスソースとハーモニーを奏でた時など感動すら覚える。諸君はどうだ?
今回は、私が出会った激ウマハンバーグのレポート。もし、ハンバーグが憎くて仕方がないという人はここでやめることをオススメする。肉だけに。
……よろしい。ならば始めよう。私が出会った『大玉ハンバーグ』の話を。肉トロけまくりィィィイイイ!
・中華料理屋っぽい店に謎のメニュー
出会いは浅草を散歩していた時のこと。お腹が減った私は、料理店の店外メニューでウィンドウショッピングのようなことをしていた。そばもいいけど、うなぎも食べたい……。そんな時、通りかかったある店のメニューにくぎ付けになった。
店の名は「虎軒(タイガーけん)」。餃子を推していることや、赤っぽい色使いにひと目見て老舗の中華料理をイメージした。ところがメニューを見てみると……
_人人人人人人人_
> ハンバーグ <
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ハンバーグがある……! しかも、メニューで確認できるブツは、丈が高く、どちらかと言うと巨大ミートボールのような形。中華料理屋でハンバーグを見たのも初めてなら、こんな形のハンバーグを見たのも初めてである。というわけで、さっそく入店して注文してみた。
2階に通された私。窓からは浅草の仲見世が見えて、ちょっと粋な気分を味わうことのできる景色だ。昼過ぎの虎軒2階は貸し切り状態で、ゆったりとした時間が流れている。午後の光に思わずあくびが出た。そんな中、運ばれてくる『大玉ハンバーグ(税込1280円)』。
・ソフトボール大のハンバーグ玉
ソフトボール大くらいはあるだろうか? 「大玉」とついているだけあり、サイズはかなりのもの。メニューを見ると350gのようだ。ちなみに、ソースは「デミグラスソース」「黒胡麻黒胡椒ソース」「麻辣チリソース」の3種類から選ぶことができ、私はデミグラスをチョイスしている。さっそくナイフを入れてみると……
ふんわりと切れた。まるでナイフが吸い込まれたかのような抵抗の無さである。そのまま口に放り込んでみたところ……
柔らかい! 瞬時にハンバーグが解けて口一杯に肉の旨味とデミグラスソースの濃厚な甘辛さが広がった。柔らかいと言うかもはや溶けている! トロけまくりィィィイイイ!!
さらに、粗びきの肉には、ゴロゴロした肉感もたっぷりある。ウンメェェェエエエ! 激ウマすぎて落ちた頬っぺたでアメリカンクラッカーが楽しめるレベル!!
思わずご飯をかき込んでしまいたくなるこのハンバーグ。ご飯やスープがついて200円プラスの定食もある。定食待ったなしだろこれ。
・獅子頭という中華料理
なお、メニューに「獅子頭」という記載があったので調べてみたところ、中華・台湾料理でハンバーグとミートボールの間のような料理を指すようだ。中華料理にもハンバーグってあるんですね。
とは言え、この味が食べられるのは虎軒だけ。ホロホロに解けるハンバーグはマジで溶けたのかと錯覚するようなウマさなので、ハンバーグ好きはぜひ食べてみてくれ!
・今回紹介した店舗の情報
店名 虎軒 浅草
住所 東京都台東区雷門1-15-9
営業時間 11:30~22:30
定休日 無休
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ホロホロの肉が激ウマの獅子頭