2018年8月18日に、ジャカルタで開幕した第18回アジア競技大会(アジア大会)。今回は特に競泳陣の活躍に注目が集まっており、メダルラッシュが期待されるなかで、バスケットボール男子日本代表(5人制)が不祥事を起こしたことが判明した。

当該の4人の選手は、日本代表選手の資格はく奪となり帰国処分となった。この件について、公益社団法人日本バスケットボール協会会長の三屋裕子氏は、協会のホームページ上で次のように謝罪している。

・日本バスケットボール協会の謝罪

「バスケットボール男子日本代表選手4名が日本代表選手団ウェアを着用し、現地歓楽街で遊行するという不適切な行動をとったことが発覚し、昨夜、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)よりご連絡をいただきました。

この不祥事について、国民の皆さま、またバスケットボールを応援・支援してくださっている関係各位に対し、心よりお詫び申し上げます」


・8選手で競技続行

なお、いずれも20代の4選手はBリーグに所属しており、8月16日のカタール戦が終了した後に公式ウェアを着用したまま歓楽街へと出かけていったとのことだ。また、4選手はすでに帰国しているようだが、男子バスケットボールの代表チームは、残ったエントリーの8名で競技への参加を続けていくとのこと。

それにしても、代表に選ばれた選手たちは国の代表として大会に参加しているだけでなく、選手の仲間やそのほか多くの関係者と共に戦っているはず。今回の件は、勝ち負け以前の話と言われても仕方がないだろう。日々の地道な練習や努力を積み重ねている選手も大勢いるというのに、大変残念な知らせだ。

参照元:朝日新聞公益社団法人日本バスケットボール協会
執筆:佐藤英典