カレーライスのトッピングといえばカツだ。カツカレーが存在するくらいなので、トッピングの定番中の定番といっていいだろう。そのほかにも、ハンバーグやステーキ、コロッケなどもお馴染みではあるが、ソーセージを忘れてはいけない。カツやハンバーグほどの存在感はないものの、カレーを引き立てるのにふさわしいトッピングではないだろうか。
そんなややパンチの弱いソーセージを「これでもか!」と乗せたメニューがあった!! 神奈川県の横須賀海軍カレー本舗の島風カレーだ。これはおそらく、日本でもっともソーセージの乗ったカレーに違いないッ!
・カレーの街、横須賀
横須賀は海軍港として発展してきた場所。米海軍施設、海上自衛隊司令部が置かれていることで有名だが、カレーとの馴染みも深く、「よこすかカレーフェスティバル」も開催されている。その横須賀において、海軍にちなんだカレーを手軽に食べられるお店が、「横須賀海軍カレー本舗」だ。
こちらは以前の記事でも紹介したのだが、1階は土産物を扱うお店、2階がレストラン。余談だが、自衛官や防衛大学校の生徒は割引を受けることができるようだ。
・実際にカレーを注文
さて、このお店でメニューを見てみると、ひと際目を引くものがあった。それが島風カレー(1550円)である。注文すると、まず最初にマカロニサラダとチャツネ・福神漬けの乗った小皿。それに牛乳が運ばれてくる。牛乳に違和感を覚える人もいるかもしれないが、海軍カレーは牛乳がついてくるのが常識なのだとか。
そして、カレーポットとライスが出てきたのだが……トッピングのソーセージがスゴかった!
ソーセージカレーってレベルじゃねえ! ご飯を完全に覆っているッ!!
いくつあるかな? 1、2、3……、全部で15本も乗ってる。ソーセージは嫌いではないけど、さすがにこれ全部食べたら、割とお腹にたまるんじゃないの? なんかカレーを食うっていうよりも、ソーセージを食う感じ……。
・陸奥カレーもすごかった
なお、インパクトのある見た目のメニューはこれだけではなく、陸奥カレー(1630円)はフライドオニオンがご飯の上にそびえ立っている。
フライドオニオンとソーセージがライスの上に鎮座。トッピングの主張が強い!
・見た目だけじゃない
視覚インパクトは絶大なのだが、ただの見かけ倒しではない。島風カレーは旨味の強いビーフカレー。味の奥行きが深くしっかりとしたコクがあり、ウマさを引き立てるほのかな辛さを感じる。
もう一方の陸奥カレーは結構甘め。果実感が強く、後味もまたほんのりと甘い。
・軍艦カレーもすごいらしい
ちなみに、訪問時には気づかなかったが、これらの上を行く「軍艦カレー」(2320円)というのもあるそうだ。30.5センチの特大サイズのチキンカツに、ご飯が1キロ、カレールウが600グラムもあり、注文すると「軍艦マーチ」にのせて登場するらしい。胃袋に自信のある人は、一度軍艦カレーを試してみるのもいいだろう。
いずれにしても、島風カレーを超える量のソーセージの乗ったカレーがあれば、見てみたいものだ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 横須賀海軍カレー本舗
住所 横須賀市若松町1-11-8 YYポート横須賀
営業時間 11:00~16:00 土日祝(夏休み)11:00~20:00
定休日 なし(1月1~3日は休み)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24