そこはかとなく いやらしい雰囲気をまとった男で勝手におなじみ、我らが安室透さん。「名探偵コナン」を数年間見ていなかった私(あひるねこ)が、公式スピンオフ『ゼロの日常(ティータイム)』を読んで安室さんの人気の秘密を考えるこの連載も、早いもので第3回を迎えた。

知識ゼロで読み始めたのに、人物紹介でまさかの全バレを食らったのが前回のお話。不思議なもので、最近はサンデーの発売が待ち遠しくなっている自分がいることに気付く……。とはいえ、安室さんについてはまだまだ知らないことばかりだ。今週号では、先週チラッと名前が出た風見とやらが初登場するぞ。

・サンデーが全然ない

それにしても、今日はちょっとヒヤリとさせられた。いつもサンデーを買っているコンビニに、サンデーが1冊しかなかったのである。マガジンはまだ何冊もあったので、すでに売れてしまったらしい。原因は不明だが、おそらく安室さんのせいだろう。

・第3話を読んでみた

さて、先週号で盛大な全バレを食らった私は、安室さんが3つの顔(トリプルフェイス)を持つ男だということはすでに把握済みだ。今回の第3話では、「降谷零」としての安室さんが描かれるようなので楽しみである。それでは張り切っていってみよう。

・新たな事実

安室さんが風見というメガネの男をパシる、という扉絵からスタートする第3話。どうやら風見とやらは安室さんの部下のようだが、書いてある年齢は安室さんよりも上。そう、まさかの年下上司である。たとえ年上でも遠慮なくパシる安室さん。さすが、いま日本でもっとも女にモテるギャル男は違う。

・これまでと違う顔

逃げる犯人を追う風見に、どこか頼りなさげな雰囲気を感じてしまうのは私だけだろうか。とそこへ、シャツの袖をまくり、ネクタイを緩めながらターゲットを待ち受けるセクシー男優こと安室さんが登場。モテますやん! こんなん絶対モテますやんか!!

「風見をまいてきたのか……。ったく……。あとで説教だな……

え、誰? なんかファイティングポーズきめてるんですけど。安室さん、あなたそんなワイルドキャラでしたっけ? フェイントをかけ、ボディに強烈な一撃をお見舞いする姿は完全に武闘派。あ~、たしかに1話からけっこうガタイいいなと思ってたんですよ。ていうか、こんなん絶対モテますやん!

・実は……

風見をたしなめつつ、睡眠不足を心配する優しさも忘れない安室さん。しかし、風見の目の下のクマを「その赤井のような」と表現するのは一体何のつもりなのか? だいぶ恨みがあると聞いているが、普通はそんな相手の名前を出すのも嫌なものでは? 実は、赤井のことけっこう好きだろ。

・理想の上司

その後、寝不足の部下を気遣い「車を傷つけられたくない」という理由で運転を代わる安室さんには、もはや理想の上司ランキングに食い込む未来しか見えない。29歳にして、すでに40オーバーの頼もしさである。

まあ、助手席で「眠くない……眠くない……」とブツブツつぶやく公安がこの世に存在するのかは謎であるが、眠りこける風見を見て「食事しながら説教だな……」と呟く安室さんの表情は、実に穏やかなのであった。

・来週に続く

「降谷零」として、ストイックな年下上司の魅力を存分に発揮してくれた今週の安室さん。来週はポアロ回とのことなので、とりあえず読んでみようと思う。

※「ポアロ」を「アポロ」と書き間違っていたため修正しました。どうも「アポロ」にしか見えないのである。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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