米国の電気自動車メーカー「テスラ」。同社のラインナップの中でも、最速のSUVを目指して開発された『Model X P100D』が、まさかの偉業を成し遂げた。

海外メディア「DriveSpark」によれば、同車がジェット旅客機を引っ張ることに成功。量産型の電気自動車でもっとも重い重量を牽引(けんいん)したマシンとして、ギネス世界記録に認定されたというのだ。

・まるで「ケンシロウ vs デビルリバース」

動画「That time we towed a plane with a Tesla」で記録達成時の様子を確認すると、オーストラリアのメルボルン空港をゆっくりと移動するボーイング社のジェット旅客機「787−9 ドリームライナー」が登場する。

やがて前方が映し出されると……電気自動車はこんなにも進化していたのか! なんと『Model X P100D』がジェット旅客機を引っ張っているのである。それにしても、これほどの馬鹿力を出しながら、排気ガスを一切出さない点もまたスゴい。

さらに注目すべきは、『Model X P100D』の最大牽引能力が約2.3トンなのに対し、「787−9 ドリームライナー」の重量が約135トンである点。動画でサイズを見ればその差は歴然で、まるで『北斗の拳』のケンシロウ vs デビルリバースの対決を見ているかのようだ。

・日本での価格は税込1872万5000円

サイズ差をもろともせず、300メートルに渡ってジェット旅客機を牽引してみせた『Model X P100D』。ちなみに日本での価格は税込1872万5000円。性能だけでなくお値段もハンパないが、世界最強の電気自動車がこの値段で買えちゃうなら安い……かも!

参照元:YouTubeDriveSpark(英語)、テスラ「Model X」
執筆:K.ナガハシ

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