着々と進化を続けているドローン。海外ではすでに荷物の配達実験が成功するだけでなく、人を運ぶドローンタクシーのテスト飛行まで始まっているから驚かされるばかりである。今年2月に行われた平昌五輪の開会式では、1200機以上のドローンによるショーも実現した。
そんななか、中国で1374機のドローンが一斉に飛んで世界最多記録を更新していた。しかも、ただ飛ぶだけでなく、夜空を宙に舞いながらピカピカ光って “ドローンディスプレイ” となって、様々な文字や絵を浮かび上がらせたというから見逃せない!
・CGのような圧巻のドローンディスプレイ
ギネスワールドレコーズによると、ドローンの飛行最多記録が更新されたのは2018年4月29日。中国陝西省の西安で5月1日に開催されたイベントの2日前、リハーサルでの快挙であった。
動画「Drone display breaks world record title! – Guinness World Records」で更新時の様子を確認すると……まず会場そのものがメチャメチャ綺麗!! 中国の歴史を感じる建物に加え、広大な敷地もこれでもかというほど色鮮やかにライトアップされているぞ。
さらに飛行シーンがこれまた超綺麗。1374機という大量のドローンが光りながら宙に舞ったかと思えば、インベーダーゲームのように整然と並び、巨大なスクリーンとなって夜空に絵や文字を浮かびあがらせる。まるでCGのような、圧巻のドローンディスプレイが完成だ。
・本番では惜しくもパラパラと墜落
ちなみにイベント本番では、制御不能となったドローンがパラパラと墜落してしまったそうな。しかし、リハーサルで世界最多記録を更新したことに変わりはなく、これほど壮大な光景はなかなかお目にかかれないだろう。とてつもないスケールの映像美をぜひ動画でご覧いただきたい。
参照元:YouTube、Guinness World Records(英語)
執筆:K.ナガハシ
▼記録更新時の様子がこちら
▼イベント本番の様子は0:27あたりから
▼平昌五輪でのドローンショー(1:50〜)
https://www.youtube.com/watch?v=fCd6P7Ya160