福岡で1軍レギュラーのグルメと言えば、明太子・もつ鍋・ラーメンなどが挙げられるが、猛烈な勢いで頭角を現しているのが「うどん」だ。最近では、博多名物ふんわり柔肌系コシ抜けうどんだけでなく、プルプル & モチモチ系うどんも県内で存在感を増してきている。

つい先日は、ミシュランガイドでビブグルマンを獲得した『わらの蔵 恕庵』に行ってきたのだが……マジで想像以上の実力店だった。1日30食限定のレア過ぎるうどんを心ゆくまで味わってきたので詳しく紹介したい!

・絶好のロケーション

博多エリアから車で約40分、緑豊かな筑紫郡那珂川町に今回の目的地『わらの蔵 恕庵』はある。ドライブやサイクリングにちょうどいい距離感 & 目の前の「中ノ島公園」はホタルも飛び交う清流スポットなので、休日に予定を組めば充実した1日を過ごせるだろう。

ちなみに行く前にネットで情報収集をしたところ「宇宙そして地球の恩恵によって様々な命が育まれ~」で始まるお店の公式ホームページを発見。ただ者じゃないオーラを漂わせていることがよく分かった……さすがのミシュランも震え上がったに違いない。

・カフェの裏手にお店がある

それはさておき、入口は古民家カフェ「山野草工房・四季 俵屋」さんの裏手にある。小川を渡ればゴール……なのだが、基本的には予約制なので要注意。予約せずに遠くからやって来て完売だった場合、ショックのあまり小川にダイブしてしまう可能性もあるだろう。

・店内も隠れ家的

落ち着いた店内はカウンター6席のみ。やはり隠れ家的でテンションが上がる。さっそくオーダーしたのは、ビブグルマン認定記念メニューの「恕庵スペシャル(1000円)」と「女将手作り味噌炙りおにぎり(250円)」の2品。どちらも初回の注文にオススメとのこと。

「恕庵スペシャル」は、うどん(温or冷)に、飛龍頭(ひりゅうず)、ごぼう揚げ、漬卵のセット。温かいうどんでお願いしたら「こちらはほんの気持ちです」と冷のうどんが登場……おいおいマジかよ。しかも、シンプルなしょうゆうどんが超ウマそうだ。食べてみると……

死ぬほどウマい……! 冷水でキュッとしめられたうどんは、コシが強くて歯ごたえがあり、小麦粉本来の味わいを感じる。う~んマジでたまらん。頼んだメニューを食べる前だが、この時点で「料理は以上です」と言われても許せるレベルのウマさだ。

・恕庵スペシャル

そしていよいよ恕庵スペシャルが登場……なんだかもう圧倒的ッ! 芸術作品のように完成されたビジュアルである。さらに出汁(だし)の香りがとても豊かで、食べる前からアッパレ! って感じなのだが、実際に食べてみたらマジでヤバかった。

温かいうどんは、モッチモチの麺にコクのある出汁が絡み合って超ウマい。なんでも優しい出汁は、昆布やアゴ、カツオ、干し椎茸などの「うま味」を、じっくり時間をかけて引き出して仕上げたらしい。麺の実力は言わずもがな出汁のウマさが格別であった。

ごぼう揚げも素材の味がしっかり感じられるので、うどんに投入しても良いが添えられている塩で食べるのが個人的にはオススメ。また、じわりとウマい飛龍頭は「がんもどき」のことで、砂糖や化学調味料を使わずに自然のうま味を引き出す「重ね煮」という料理法で調理されているらしい。

もちろん、女将手作りのおにぎりも最高。五穀米で炊いたご飯に味噌を塗り、香ばしく炙ってできたのは……昔話に出てくるめっちゃウマそうなアレだ。漬物と死ぬほどマッチするから注文は必須。また漬け卵のウマさについては説明不要だが、大将曰く「卵アレルギーの人でも食べられる」らしい。死角ナシかよ。


大将や女将の人柄も良く、詳しい説明を受けながら食べることができたため、普段より料理の味を深く感じることができた。遠方からでも行く価値アリの名店と断言できるので、興味がある方はぜひ予約をしてから行ってみてくれ! 

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 わらの蔵 恕庵
住所 福岡県筑紫郡那珂川町市ノ瀬478-2
時間 11:30~15:30(1日30食限定 / 予約優先)
休日 火曜日・水曜日

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼お店はカフェの裏手にある





▼メニューはこんな感じだ

▼うどんはもちろん最高

▼女将手作りのおにぎりも絶品


▼飛龍頭もウマかったぞ