試合で最大のパフォーマンスを発揮するため、プロスポーツ選手は日頃から血のにじむような努力をしている。練習して準備すればするほど……引き出しが増えれば増えるほど、想定外のプレーにも対応することができるというものだ。
近年だとデータはもちろん、最先端の技術を取り入れたトレーニングが行われているが、時代に逆行するようなサッカーコーチがアルゼンチンにいたので報告しておきたい。その風景は完全に狂気。もはや漫画『巨人の星』で鬼とも言える特訓を息子に課した星一徹のようなのだ。
・アルゼンチンのクラブにいる星一徹
サッカー界の星一徹がいるのは、アルゼンチン4部のスポルティバ・ドック・スッドというクラブ。海外サイト『THE SUN』によると、ゴールキーパーコーチのディエゴ・スヴェリーさんがそうらしい。
では、どんなトレーニングを選手に課しているのか。同国のテレビ局『DeporTV』が公開した動画「El entrenador de arqueros mas raro del mundo: Diego Svery」で確認してみると……うぉっ、これはまさしく星一徹!
・スポ根全開のトレーニング
煙で視界を遮ったセービングにはじまり、逆さづりになったままボールをキャッチ……と意味不明にも思えるようなトレーニングが盛りだくさん。「火の玉ノック」「大リーグボール養成ギブス」に勝るとも劣らない猛特訓はド直球の根性論で、昭和の日本を思い出すような風景だ。
絶対に役に立たないだろっていうものがある一方、中にはユニークなアイディアで理にかなったものもある。ただ、予測不能なボールに食らいつけるようになっても、練習で怪我をしてしまっては元も子もない。それを忘れず、試合に備えて欲しいものだ。
参照元:YouTube、THE SUN(英語)
執筆:原田たかし
▼星一徹かよ!
▼他にも落ちたら水にドボンなんて練習も……
▼腹筋しつつ常に準備しなければいけない過酷なものもあったぞ