動物園の人気者といえば、やはりパンダだろう。現在も、上野動物園の「シャンシャン」が一大フィーバーを巻き起こしている。まさに子供から大人まで、多くの人に愛される存在だ。しかし、実は私(あひるねこ)は生まれてこのかた、一度もパンダを見たことがない。

別に嫌いなわけではなくて、なんとなくタイミングを逃がしながら、気付けば30年以上も経っていたのである。さすがにそろそろ見ておかないとまずいのでは? という謎の焦りを感じつつある今日この頃だ。そこで今回、満を持してパンダを見に行くことに! せっかくなので、パンダの本場・中国まで行ってきたぞ。待ってろパンダァァァァアアア!!

・パンダに会いに中国へ

私が訪れたのは、中国四川省にある『成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地』だ。なにやらパンダが発進・合体しそうな名前だが、ここはパンダを繁殖・育成しながら、その生態を調査・研究するパンダの保護施設なのである。一般開放もされており、多くの観光客が詰めかける中国でも有名なスポットだ。

・巨大なパンダ保護施設

パンダ基地へは、「熊猫大道」という地下鉄駅を降りてバスで向かう。入場料は58元、日本円で約970円と意外に安い(2018年3月7日現在)。それにしても、中国人パンダ好きすぎだろ! 子連れの家族からお年寄り、大学生のグループなど客層は様々。すごい混雑ぶりだ。やはり中国人にとって、パンダとは特別な存在なのだろう。

園内は果てしなく広く、どこから行けばいいのか分からなくなるほどだ。とりあえず、困った時は人民の皆さんについていこう。さすがに保護施設だけあって自然が豊かで、パンダの好物である笹もあちこちに植えられていた。さあ、我が愛しのパンダは一体どこにいるんだ?

・感動のご対面

マップによると、この近くにパンダがいるみたいだぞ。すると、遠くの方に人だかりができている建物を発見! もしかして、あそこにパンダが……? ダッシュで駆け寄る私。そこには……。


い、いたァァァァァアアアーーーーーッ! パンダ発見! 繰り返す、パンダを発見しました!! すげぇぇぇええ、生パンダだよオイ!

感動だ……うわ! 動いてるよ……!! ガラス越しではあるものの、こうして私はパンダとの人生初となる対面を果たしたのである。この時、ちょうどパンダはお食事中だったようで、なんとも豪快に竹を食らっていた。ヤダ、思ったよりもずいぶんワイルドなのね!

・パンダ天国

いやぁ、パンダ見たな~。と、日本だったらこれで終わりかもしれないが、なにせここはパンダ基地。こんなのはただの序章にすぎなかった。園内をさらに奥へと進むと、いるわいるわ! 大人パンダから子供パンダまで、もう、至る所がパンダまみれ!! いや、パンダ天国か。多くの客が、パンダを一目見るため詰めかけている。

・リアルパンダ

この30数年の空白を埋めるべく、私は体全体でパンダを感じ、その出会いを心から楽しんだ。その上で分かったことだが、あいつら基本、食うか寝るかしかしないよな。まあ、動物だからそれでいいと思うのだが、中には酔っぱらったおっさんにしか見えないパンダもいて笑った。ただカワイイだけではない。あれこそ、パンダのリアルな生態なのだろう。

・いすぎやろ!

あっちにもパンダ、こっちにもパンダ。たまにレッサーパンダを挟んでまたパンダ……。この日、人生初となるパンダを見て歓喜した私だったが、最後の方になるともはや「あ、いるな」くらいにしか思わなくなってしまったぞ。どうしてくれんねん。もちろん、贅沢極まりない話なのは重々承知している。でもね、ちょっとね、パンダいすぎでしょ。

・パンダ好きならマスト

堪能した。本当に堪能した。しばらくパンダはいいかな……ってくらい堪能したぞ。そう、中国四川省にある『成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地』は、パンダ好きにとって楽園以外の何物でもなかった。「3度の飯よりパンダが好き!」という人は、死ぬまでに一度は行っておくべし!!

参考リンク:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(日本語)
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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