2018年3月1日、マーベル映画の最新作にしてMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)18作目となる映画『ブラックパンサー』が公開される。一足先に公開されたアメリカでは映画史上歴代5位のオープニング週末興行収入を記録するなど社会現象を巻き起こしている話題作だ。

そこで今回は先行上映会に潜入した記者が、ブラックパンサーを劇場で鑑賞する前に押さえておくべき4つのポイントをご紹介したい。あらかじめコレを読んでおけば、ブラックパンサーをより深く楽しめること間違いなしだ。

・ネタバレなし

まず本作は映画公開前なのでネタバレなしでお届けしたい。本当はアレやコレやと言いたいことがたくさんあるのだが、この記事はすでに公開済みの各種情報と元ネタのコミック情報を中心に執筆する。それでは以下でご覧いただこう。

・「ワカンダ王国」とは?

主人公のティ・チャラ(ブラックパンサー)はワカンダ王国の国王である。ワカンダとはアフリカにある架空の国で、とんでもないド田舎……かと思いきや、地球上でもっとも発展を遂げた超スーパーミラクル最先端都市という設定だ。

その源は “ヴィヴラニウム鉱石” が豊かに採掘できること。キャプテン・アメリカの盾にも使用されている地球上もっとも硬いヴィヴラニウムを糧に、ワカンダはどの国よりも早くそして独自の発展を遂げたのだ。

・強さの秘密

ブラックパンサーの能力はいくつかの能力で複合的に構成されている。まずは人間としては最高レベルの身体能力の高さだ。そこにワカンダに古くから伝わる希少なハーブがパワーとして加わっており、コミックでは「キャプテン・アメリカレベルの強さ」とされている。

さらにブラックパンサーは、アイアンマンらと並ぶ「人類最高レベルの知能の持ち主」としても有名だ。「身体能力 + 知能」にヴィヴラニウム製のスーツが加わることで、アベンジャーズのメンバーにもヒケを取らない能力を有している。

・黒人初のスーパーヒーロー

1966年にコミックデビューを果たしたブラックパンサーは「黒人初のスーパーヒーロー」として有名だ(それまでも黒人のキャラクターはいたがスーパーパワーはなかった)。ブラックパンサーの登場を機に、コミックには多数の黒人ヒーローが登場することになる。

ちなみにコミック内でブラックパンサーは、X-MENの「ストーム」と結婚した(のちに離婚)。

・アメリカでヤバいくらいの大ヒット

冒頭でもお伝えした通り、ブラックパンサーはアメリカで社会現象化するほどの大ヒットを記録している。その理由の1つは黒人中心のキャスト、製作陣で挑んだ史上初のハリウッド超大作だということだろう。

監督のライアン・クーグラーはもちろんのこと、音楽もグラミー賞最多5冠に輝いたヒップホップ歌手「ケンドリック・ラマー」が参加し話題を呼んでいる本作。ミシェル・オバマ元大統領夫人も自身のTwitterで称賛の声を送るなど、マイノリティのパワーが爆発した作品と言われている。

ざっと以上が映画『ブラックパンサー』を観る前に押さえておくべき4つのポイントだ。映画でいうと「キャプテン・アメリカ / シビル・ウォー」にブラックパンサーは出演しているから、DVDなどで事前に鑑賞しておくといいかもしれない。

今後公開される数々のMCU作品の中でも “重要キャラ” と噂されるブラックパンサー。もちろん4月公開の「アベンジャーズ / インフィニティウォー」にも登場するぞ。その前に3月1日から公開される映画『ブラックパンサー』もぜひ観ておくべし。

参考リンク:ブラックパンサー
Report:P.K.サンジュン
Photo:Marvel Studios 2018 , 2016 Marvel.

▼予告編はこちら。
https://youtu.be/31CgPclZL4I

▼ブラックパンサーになりきった「バク転チャレンジ」はこちらをどうぞ。