子供の頃、誰でもお気に入りのぬいぐるみが1つや2つあったのではないだろうか。そんなフワフワと可愛らしいぬいぐるみは子供たちの遊び仲間&癒し的な存在だが、いつもそうとは限らないようだ。
というのも、ぬいぐるみが原因で「農場にトラが出た」とスコットランドの警察が通報を受ける事態に! しかも、武装チームは1時間近くぬいぐるみのトラと膠着(こうちゃく)状態になったというのである。
・「農場にトラが出た」と警察に通報が!
スコットランドのノースイースト警察署のFacebookによると、地域住民から「うちの農場にトラが出た」との通報が警察に入ったとのこと。ちなみに、スコットランドに野生のトラは生息していない。
それだけに警察も妙だなと思ったようだが、市民が危険にさらされる可能性があるならば対応しない訳にはいかない。そこで、近隣の野生動物公園でトラが脱走していないか確認の連絡を取った後、武装警官チームが農場へ派遣された。
・大きなぬいぐるみだったことが判明
そして、武装警官チームが牛小屋を包囲し、トラとの膠着状態が続くこと45分。微動だにしないトラを不思議に思ったチームが確認したところ、本物のトラではなく、大きなサイズのぬいぐるみだった……という衝撃の事実が判明したのである。
その画像を見ると、ぬいぐるみのサイズが大きく、夜間で視界が悪いこともあり、本物のトラが座っているように見えなくもない。襲われる可能性を考えたら、通報した住民は近寄って本物かどうか確認できなかったのではないかと思われる。
・やはりネット民にイジられてしまった……
大きな事件にならなくて幸いだが、こんなベタなコメディのオチみたいな出来事を、ネット民が放っておく訳がない。では、どんな具合にネットユーザーにイジられてしまったのか、いくつかコメントを紹介しよう。
「うちの近所でシマウマを見かけたけど、後でロバだったことが判明した」
「こんなアホみたいなことが現実に起こり得るのかよ!?」
「あるある」
「ぬいぐるみと45分も膠着状態……。警察の訓練が足りないんじゃないかしら」
「可哀想な農夫さん! 牛小屋でトラを見つけて超ビビったでしょうね」← おそらく皮肉
なぜ、農場にトラのぬいぐるみが置かれていたのか、誰が放置したのかなどの詳細は不明だ。珍事件であることは間違いないが、本物のトラではなく牛にも地域住民にも危害が及ばずに何よりであった。
参照元:Facebook @North East Police Division、@UK Cop Humour
執筆:Nekolas