かつてタレントのウガンダ・トラさんは「カレーは飲み物」という伝説的な名ゼリフを残した。それに影響されたかどうかは定かではないが、近年「飲む〇〇」が後を絶たない。「飲むプリン」に「飲むチーズ」はたまた「飲むカントリーマアム」まで登場している。
そして2019年10月29日からローソンにて発売となったのが『飲むソフトクリーム』である。想像しただけでのどが焼けそうになってしまうが、果たしてどんなお味なのか? 結論から申し上げると、ある意味で奇跡的な味わいであった。
・税込み178円
日本近代酪農のパイオニア「北海道町村農場」が監修した飲むソフトクリーム。価格は税込み178円で、町村農場の練乳を使用し、ソフトクリームをそのまま飲んでいるかのような味わいに仕上げたデザートドリンクだという。
注目は「ソフトクリームをそのまま飲んでいるかのような味わい」というところ。きっと多くの方が溶けたソフトクリームの焼けつくような甘さをご存じかと思うが、あれをそのまま再現しても商品としては成り立つまい。ローソンの『飲むソフトクリーム』はどんな仕上がりなのだろうか?
・ちょっとした奇跡
さっそく購入して飲んでみると……と言いたいところだが、ここではいったん私(P.K.サンジュン)の感想は置いておこう。なぜならば、私を含むおっさん8人のリアクションが、見事なまでに同じだったからだ。以下で各自が『飲むソフトクリーム』を飲んだ直後のリアクションをご覧いただきたい。
サンジュン「あ、うん……」
あひるねこ「ああ……」
Yoshio「うん……」
中澤「ああ……」
原田「はい……」
GO羽鳥「うーん……」
和才「あ、でも、うん……」
佐藤「うーーーーん……」
なにその沈黙?
これは決してマズいというワケではなく『飲むソフトクリーム』というイメージと、口の中に入ってきた液体が上手くマッチングしなかった結果だ。個人的にはドギツい濃厚な味わいをイメージしていたが、意外とそうでもない。むしろ飲みやすいミルクドリンクであった。
また、確かにソフトクリームは “いる”。奥の方にではあるが確実にそこに隠れている。ただソフトクリームの存在を感じるのは後味なので、パンチ力にはやや欠ける印象だ。正確には「ごくごく飲めるソフトクリーム」といったところだろうか。
なお、大阪出身の中澤によると「大阪にはこれとよく似た味の小さい甘い牛乳が売っている」とのことであった。中澤は「懐かしい味がした」と話していたので、もしかしたら大阪の人にとっては馴染みやすい飲み物なのかもしれない。
というわけで、ローソンの『飲むソフトクリーム』は「ごくごく飲めるソフトクリーム」だと思っておくと、違和感なく楽しめるハズだ。間違っても本物のソフトクリームが溶けた味を想像しちゃダメだぞ☆
参考リンク:ローソン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼頭に「ごくごく」を付けると違和感なく楽しめると思うよ!