警察は犯罪を取り締まり、市民を守るのが仕事である。だが時には、「そんなことで……!?」と思える理由で捕まってしまう人もいるようだ。というのも、「地下鉄で座席の上に足を載せていただけ」だと主張する少女が米警察に逮捕され、何人もの警官が現場に駆け付けたのである。

この動画を見て、読者の皆様は「警察はやり過ぎ」だと感じるだろうか? それとも「少女の自業自得」だと思うだろうか?

「座席の上に足を載せていただけ」だと主張する少女が逮捕!

ネットで物議を醸しているのは、ブロック・ブライアンさんという男性が米ロサンゼルスの地下鉄で撮影した動画だ。米ニュースサイト『KTLA5』によると、18歳のベサニー・レニー・ノヴァさんが “騒々しくしていた” ことを理由に、警官により電車から引きずり降ろされて逮捕されたとのこと。

その現場に居合わせたブロックさんは、車両内にいた時から警官とベサニーさんの押し問答を全て録画していたのだ。問題の動画で、彼女は「地下鉄の座席に足を載せていただけなのに!」と主張し、なんとか警官から逃れようと必死!

小柄なベサニーさんを力ずくで押さえ込み、無線で応援を呼んだ警官に対しブロックさんは、「やめてください。彼女は椅子に足を載せていただけで大したことではないでしょ」と助け船を出し、周りには野次馬が集まりだした。

すると、地下鉄から出て来た22歳のセリーナ・レチュガさんという女性が、その事態に怒りを露わにして警官に食ってかかり始めたのである。そうこうしているうちに次の地下鉄車両がホームに到着。同時に、何人もの警官が出て来て、ベサニーさんとセリーナさんに手錠をかけて逮捕したのだ。

その一部始終を撮影していたブロックさんは「信じられない……」といった様子で、「二人の女性のために、こんなに警官が必要なのか!? 馬鹿げてる」と口にするも成す術はない。

・警察はやり過ぎ!? それとも少女の自業自得?

こうして二人は警察に連行され、ベサニーさんは釈放されたが、2018年2月15日に出廷するよう言い渡されたのだとか。セリーナさんは唾を吐き警官に暴行を振るった疑いで逮捕され、保釈金が2万ドル(約220万円)に設定されているそうだ。

ちなみにロサンゼルス市で、地下鉄の座席の上に足を載せることは禁止されているとのこと。読者の皆様は警察はやり過ぎだと思うだろうか、それとも少女の自業自得だとお思いになるだろうか?

参照元:Facebook @Brock Bryan(viralhog)、KTLA5(英語)
執筆:Nekolas

▼「座席の上に足を載せていただけ」だと主張する少女が逮捕される動画