これからご紹介する出来事は、嘘のような本当の話だ。お隣・中国で男性が iPhone のバッテリーを噛んだところ、瞬時に発火し、爆発が起きてしまった。何を言っているのか分からないかもだが、紛れもない実話である。

動画を公開した中国の放送チャンネル「CGTN」によると、事件が起きたのは2018年1月19日。江蘇省南京市の家電量販店で、男性が iPhone のバッテリーを交換しようとした時のことだという。

・本物か確かめるために男性がバッテリーを噛んだら……

以前に比べて幾分マシになってきているが、いまだにパチモンがなくならない中国。それだけに iPhone のバッテリーを交換した男性も、購入するバッテリーに対して疑心暗鬼だったのだろう。ただ、今回ばかりは相手が悪かった。

iPhoneのバッテリーが本物かどうか確認するため、何を思ったのか彼は噛む行為に出た。その一部始終は、YouTubeの動画「iPhone battery appears to explode after customer BITES it」で確認できるが、男性がバッテリーを噛んだら、閃光が走るようにして発火。さらに次の瞬間には爆発を起こしている。

・危険を知る大切さ

目を疑うような映像だが、奇跡的にケガ人はいなかったのが不幸中の幸いといったところか。ここのところ、発火事件が急増しているように、iPhoneのバッテリーに使われているリチウムイオン電池は危険な一面を持っている。

熱や強い衝撃など、誤った使い方をすると一転して危険物になってしまう。もちろん、噛むことなど言語道断。本物だとしても発火に繋がる可能性があるので、正しい知識を持っておきたいものだ。

参照元:YouTube電池工業会
執筆:原田たかし