剛力彩芽さんのCMでお馴染みのパンといえば、ご存知「ランチパック」である。スイーツ系から惣菜系まで豊富なラインナップが揃っており、老若男女を問わず根強い人気を誇る。

実は、そんなランチパックにそっくりのパンが、北海道民の間で古くから愛されているのをご存知だろうか? そのパンの名前は『ラブラブサンド』。今回はランチパックと食べ比べてみたので感想をお伝えしたい。

・北海道の「日糧製パン」が製造

『ラブラブサンド』を製造・販売しているのは、北海道札幌市に本社を構える「日糧製パン」。同社はランチパックの製造元である「山崎製パン」と業務資本提携を結んでいるパンメーカーだ。

それならそっくりでも不思議ではないが、興味深いのがラブラブサンドは北海道で絶対的な存在ということ。全国展開の商品だと勘違いしている人も多いほど、根強く親しまれている。これは、道内で日糧製パンの商品が多く流通しているのに加え、北海道ではランチパックよりもラブラブサンドの方が先に発売されたことも関係しているようだ。

・定番のピーナッツ味を比較

パッと見たところパッケージが違うだけのように見える両商品だが、どんな違いがあるのだろうか? 実際に食べ比べてみることにした。様々なフレーバーが発売されている中で、チョイスしたのは定番のピーナッツ味である。

なお、それぞれの商品名称は「ランチパック ピーナッツクリーム(北海道限定販売)」と「ラブラブサンド ピーナツ」。スーパーでの購入価格はランチパックが税込108円、ラブラブサンドが103円とランチパックの方がやや高価であった

まずは2つ並べてサイズを比較。ラブラブサンドよりもランチパックの方がほんの少し幅広く、さらには可愛らしいピーナッツの印も見て取れる。

次にパンの表面をよく見ると、ランチパックよりもラブラブサンドの方がキメが荒くささくれ立っており、撫でるとパン屑がホロホロと落ちるような質感だ。

続いてカットして断面を確認。ランチパックの方がふんわりと厚みがあり、ピーナッツバターの量も多い印象。見た目だけで判断するとランチパックの方がウマそうだが、果たしてその差はいかに。

・甲乙付け難いウマさ

そして味わってみると、ランチパックはパンがふっくら、ピーナッツバターもなめらかでウマいが……ラブラブサンドは、ピーナッツバターの中にピーナッツの細かい粒子が入っていて、こちらも風味豊かでウマい!

見た目ではランチパックの方が優勢に見えたが、意外にも甲乙付け難い結果となった。筆者の個人的な感想としては、ピーナッツの風味豊かなラブラブサンドが好みだが、ソフトな味と食感を求める方はランチパックが良いかもしれない。

北海道民にこよなく愛されている、まさに “ラブ” な『ラブラブサンド』。ランチパック同様に豊富なラインナップが用意されているので、北海道にお越しになられる方は、お気に入りのフレーバーを見つけてみてはいかがだろうか。ちなみに筆者のオススメは「ミルクコーヒー」だ。

参考リンク:日糧製パン 「ラブラブサンド」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.

▼北海道民に愛される「ラブラブサンド」

▼「ジューシータマゴ」

▼「チョコレート」

▼「ミルク × ミルク」

▼「ミルクコーヒー」

▼「マロン」