ヨーロッパの中でも、自動車や電子機器などの製造業が盛んな「ポーランド共和国」。現在、鉄の廃材を利用して作品を生み出す同国のアーティストが、海外メディアに取り上げられている。

「ゴミの魔術師」とも言える彼の名前は、セバスチャン・クチャルスキーさん。その手にかかれば、ゴミが完成度の高いロボットになってしまう。芸術的な作品はロボットファンならずとも一見の価値ありだ。

・廃材から作られたとは思えない作品の数々

米ニュースサイト『boredpanda』によれば、クチャルスキーさんの創作活動は子供たちのために小さなロボットを作ったのがきっかけだという。では、どんなロボットがあるのか。Facebook上の写真で彼の作品を確認すると……これは凄い!

缶ジュースサイズのものから、人間の身長よりも遥かに大きなものまで、様々な作品が登場。そのどれもが、廃材から作られたとは思えない仕上がりとなっており、まるで映画の特撮に使われていそうなほど美しく繊細である。 

・SF映画好きでヒントを得たか

なお、クチャルスキーさんは大のSF映画ファンとのこと。『ターミネーター』『エイリアン』『トランスフォーマー』などなど、有名SF映画から受けたインスピレーションが作品にも影響しているのだろうか。

鉄の廃材を見事に芸術作品へと変身させてしまうクチャルスキーさん。デザインセンスのみならず、その卓越した板金技術にも感心せずにはいられない。彼のFacebookページでは、芸術作品の数々を確認できるので興味のある人は覗いてみよう。

参照元:Facebook @S.K.art.from.SCRAPboredpanda(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼どの作品も廃材から作ったとは思えない素晴らしい仕上がりだ