米国の「Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)社」といえば、不気味な動きと驚異的な性能を備えたロボットを多数発表している企業である。2017年6月にソフトバンクが同社の買収に合意。新たな展開が期待されているところだ。
そんななか、同社は4脚歩行ロボットの新型「SpotMini」の動画を公開した。24秒間と短い動画だが、期待を裏切らないインパクト抜群の動きが収められている。
・軽快な足取りで登場する新型ロボット
動画「The New SpotMini」で見られるのは、以前に当サイトでもご紹介した小型4脚歩行ロボット「SpotMini」のニューモデル。アームを搭載した旧型「SpotMini」は、まるで首の長い恐竜のような姿が特徴だったが、新型はどんなロボットに仕上がっているのだろうか?
動画を再生すると「シャンシャンシャンシャン……」という動作音とともに、黄色とブラックを基調とした4脚歩行ロボットが、軽快な足取りで登場。以前の機械むき出し状態とは違い、全体がカバーで覆われてスタイリッシュな印象だ。
旧型にあったアームは排除され、フロント部分が中から何かが出てきそうな独特のデザインに変更。さらにはボディーや脚も重厚で、力強いフォルムへと進化している様子が見て取れる。
・まるで意思のある生物のよう
その後、ロボットはカメラの前で一旦立ち止まり、こちらを覗き込むような仕草をみせるのだが……意思のある生物が相手の様子をうかがっているかのようで、不気味に見えてしまうから不思議。なんともボストン・ダイナミクス社らしい仕上がりだ。
冒頭でもお伝えした通り、ソフトバンクが買収合意を発表しているボストン・ダイナミクス社。もしも、ソフトバンクの感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」と同社のロボットが合体したら……もの凄い製品が出来上がるような気がしてならない。
▼新型ロボット「SpotMini」の動画がこちら
▼旧型「SpotMini」の動画がこちら