あまりにも美しい「ドラマチックな写真」を目の当たりにすると、ついつい「CGでしょ」なんて疑ってしまう。たしかにフォトショ加工もされているかもしれないが、それよりも大切なのは「写真の撮り方」なのかも? というのも……
あるプロカメラマンが撮影現場の様子を披露しているのだが、その撮影過程と完成作品を比較したビフォーアフター画像がスゴイのである。伝わってくるのは「撮影現場でしか調節できない光源の具合やカメラアングルも大切なんだよ」というメッセージ。目からウロコの匠の技とアイデアは、写真撮影の役に立つこと請け合いだ。
・カメラマンが「撮影過程と完成作品」を画像で比較!
米ニュースサイト『boredpanda』によると、「撮影過程と完成作品」を比較した画像をSNSに公開しているのは、ブラジル人カメラマンのギルマー・シルヴァさんだ。
主に妊婦やカップル、子供の写真を専門としている彼は、撮影過程のビフォー&アフター画像を並べて比較し、Instagramに投稿している。
・撮影過程のビフォー&アフターの差がハンパない!!
たとえば、ハンモック状にしたライトブルーの布に赤ちゃんを載せた写真では、床に敷いた黒い布を背景に、布にくるんだ赤ちゃんを寝かせて撮影する過程が写されている。そして、その隣には完成写真が並べられていて、床に横たわっていたはずの赤ちゃんが……
宙吊りのハンモックに寝ているかのような仕上がりに! たしかにこの方法なら、赤ちゃんが布から落っこちて怪我をする心配もない。まさに、計算されたカメラのアングルと演出によるマジックだと言えるだろう。
・カメラマンの工夫と苦労がうかがえる舞台裏
その他にも、最高の1枚を撮るために地面に寝転がったり、パウダーを撒いて光の効果を狙った画像もあり、様々な試行錯誤が凝らされていることがうかがえる。ドラマチックな写真の舞台裏には、様々な工夫があるんだなぁ〜。
ありきたりな風景でも、カメラアングルや演出の仕方、カメラマンの技術次第で、「ここまで被写体をドラマチックに見せることは可能なんだ」と思うことマチガイナシのビフォーアフター写真。写真をよく撮る人であれば、絶対に覚えておいて損はないぞ。
参照元:Instagram @gilmarphotos、boredpanda(英語)
執筆:Nekolas
▼実は、うしろからライトを当てている……というテク
▼水たまりスレスレからのアングルだと……こうなる!
▼光源を出すために、うしろからパウダーを撒いているそうな!