PSVRが発売されたのをきっかけに急激に人気が高まったVRゴーグル。スマホをはめ込むだけの簡易的なものなら、100円ショップでも購入できるようになったのは、以前の記事でもお伝えした。
そんな中、米国のケンタッキーフライドチキン(KFC)が、VR技術を使った従業員専用のトレーニングゲームを発表。そのゲームの世界観があまりにも不気味でインパクト抜群なのでご紹介したい。
・フライドチキンの揚げ方をVRゲームによって習得
海外メディア「Eater」によると、米KFCはオキュラスリフトというVRゴーグルを使ってプレイするトレーニングゲームを従業員の研修プログラムに採用。フライドチキンの調理をVRゲームによって習得させるのだという。
従業員はVR内に作られた部屋から出るために、検査・すすぎ・粉つけ・粉落とし・揚げといった5段階の調理工程を習得せねばならないのだが……なんと、覚えるまで部屋から出られないとのこと。現実の世界なら、かなり過酷な条件である。
・独特の世界観に注目
そんな過酷な条件もさることながら、見逃せないのは独特の世界観だ。トレーラー動画を確認すると、映像や音楽などの全てが、まるで不気味なサスペンスホラー! ゲーム性は高いように見えるが、カーネル・サンダースおじさんの笑顔に闇を感じてしまう。
それはさておき、なんとも不気味なこのトレーニングゲーム。実は使用することで、現実の世界だと25分かかるトレーニングがたった10分で済むのだそうだ。今後、成果が明らかに現れれば、日本にも上陸するかもしれない。