世の中には “完璧なセルフィー” が星の数ほど存在する。美しく、カッコよく、セクシーに画面に収まっている人々を見ると、ハア〜と思わずため息。羨望の念を抱きながらも、ついつい自分と比べてしまったりする。
しかし「セルフィー = その人の本当の姿」だと思い込まない方が良いようだ。この度ある男性が、自身の体を使って、いかにセルフィーが信用ならないかを証明してみせたのだ。
姿勢などを気にするだけで、たった5秒でも体つきがガラリと変化する「ビフォー・アフター写真」を公開したのだが……え? こんなに違ってくるの!?
・「5秒のビフォー・アフター写真」がこれだ!
パーソナルトレイナーとして活躍するサム・ウッドさん。「他人と自分の見た目を比べてはならない」と主張しながらビフォー・アフター写真を投稿し、同じ体でも光の加減や姿勢などでどれだけ違って見えるかを証明してみせた。
まず1枚目に写っているのが、お腹が出たウッドさん。柔らかな弾力が感じられそうなポコッとしたお腹をしている。だが2枚目になると……なんということでしょう。まん丸だったお腹が筋肉でバッキバキ! 見事なシックスパックに大変身だ!!
「1年かけてダイエットに成功!」なんて説明されても信じてしまいそうなほどの変わりっぷり。でも実際はたった5秒の差で撮影されたものなのだ。さじ加減ひとつでここまで変わるなんて驚きである。
・ウッドさん「他人と比べず、ベストな自分に専念して」
この写真と共に、ウッドさんは以下のようなメッセージも投げかけている。
「他人の見た目にとらわれないで。SNS上の写真には、人々の本当の姿は写されていない。光の加減、姿勢、アングルなど、あの手この手で素敵に見せているだけなんだ」
「そんな写真に勇気づけられるのは良いことだけれど、写真と自分を比べて、現実的でない憧れを抱くのは健全ではない。他者に目を向けても、執着してはならない。その時間とエネルギーを日々の向上に費やして、健康で幸せ、ベストな自分であることに専念しよう!」
今回の投稿には「その通りだ」「若い人たちにこそ、この写真を見てほしい」「気分が軽くなった」といったコメントが9000件以上も寄せられているのだった。
作られた写真と勝負しても勝ち目はないし、他人と比べても自分自身を追いつめるだけ。ウッドさんの言う通り、貴重な時間とエネルギーは他者との比較のためにではなく、自分自身のために使いたい。
参照元:Instagram @28bysamwood、Facebook
執筆:小千谷サチ
▼こちらは動画で説明