銀行や宝石店、現金輸送車などを狙う強盗は、ターゲットの規模が大きいだけに、セキュリティを打ち破るために綿密な計画を練る必要があるに違いない。

ところが、ある強盗団が宝石店に侵入するも展示ケースの強化ガラスに太刀打ちできず、準備不足がたたって大失敗! 強盗団が四苦八苦する姿を捉えた動画が、ネットで話題になっているので紹介したい。

・強盗団が宝石店に侵入するが……

米ニュースサイト『Mashable』によると、事件が起きたのはマレーシア。シャー・アラムにある宝石店「Kedai Emas Sri Alam」に、ヘルメットを被って顔を隠した4人組の強盗団が侵入したという。

その犯行現場が映った動画を見ると、展示ケースのガラスを割るためにハンマーを手にした2人が、いざケースを壊しにかかったもののヒビが入るだけでビクともしない。それもそのはず! 同店は防犯のため、ケースを高級な強化ガラスに替えていたのである。

・強化ガラスに完全にお手上げ状態の強盗団

おそらく、尋常でない強化ガラスに刃向かうことになるとは想像していなかっただろう強盗団は、手間取っている間に警察が来てはマズいと思っているのか必死! しかし、満身の力を込めてハンマーを振り下ろすもお手上げな様子だ。

・防犯対策のおかげで被害が最小限に!

同店は Facebook に、強盗団に襲われて見るも無残な姿になった展示ケースと店内の画像を投稿。その画像を見る限りでは、なんとかハンマーでガラスに小さい穴を開けた強盗が、宝石類の一部を盗むことに成功したようだ。しかし、片っ端から店の宝石を盗もうと企んでいたとしたのなら、計画は大失敗に終わったと言える。

店は、強化ガラスのおかげで被害を最小限に抑えることができたものの、店内の修復工事のために2週間ほど閉店せざるを得なくなったとのこと。犯行現場に居合わせて怪我をした人などはおらず、現時点で犯人が捕まったのかどうかは不明である。

参照元:FacebookMashable(英語)
執筆:Nekolas

▼強化ガラスに完全にお手上げ状態の強盗団

▼なんとかハンマーでガラスに穴を開け、宝石類の一部を盗むことに成功したもよう