つい先日、バーガーキングのキャンペーン『キングボックス』が話題になった。ネット民に「マックを殺す」などと形容されたそのセットは、マクドナルドのバリューセットが霞(かす)んで見えてしまうかのようなお得っぷりだったのだ。

そして今度は、ケンタッキーフライドチキンがマックを殺すためについに動き出した。2017年5月31日から発売になった『サンドBOX』は、890円という値段ながら、圧倒的な内容の充実度を誇る “対マクドナルド完全殲滅兵器” のような新商品なのだ。ケンタッキーさん、本気を出し始める。

・マックを殺す

ケンタッキーまでやって来ると、いつものようにカーネル・サンダースおじさんが私(あひるねこ)を出迎えてくれた。昔から変わらない、ホッと安心する笑顔だ。だがしかし。今日だけはこの笑顔がやけに怖い。この顔で「殺すよ」って言っているとか、やべーよこのおっさん。

・『サンドBOX』とかいう兵器

税込890円の『サンドBOX』には何が入っているのか? 内容はサンド、チキン、カーネリングポテトS、ドリンクM、ミニアップルパイの5つ。サンドは『チキンフィレサンド』か『和風チキンカツサンド』のどちらかを選べ、チキンは『骨なしケンタッキー』か『オリジナルチキン』かで選べるのだ。

ちなみに、マックで『チキンフィレオセット』『シャカチキ』『ホットアップルパイ』を頼むと、ぴったり900円になる。値段的には同じでも、この内容ならどう考えてもケンタッキーに軍配が上がるだろう。ちょっとチキンに実力差がありすぎる。というか、値段もマックに合わせてきたのだろうか? あのおっさん怖えーよ。

・ケンタッキーうますぎ問題

ケンタッキーのサンドは、ボリュームがあって食べごたえは満点。そこにチキン界最強の『オリジナルチキン』が加われば、マックにこれを防ぐ手立てはない。『キングダム』で例えるなら、王騎将軍と蒙武将軍が同時に突っ込んでくるようなものだ。皆殺しにする気か。

私もこれ全部を1人で食べてみたのだが、その満足度はハンパではない。かつてファーストフードで、ここまでの充実感を味わったことがあっただろうか? そして、やはりというか、ケンタッキーはひたすらにウマすぎる。これに文句を付ける人間なんて存在するのか? ただただ、無敵。

・マック包囲網

それにしても、バーガーキングといいケンタッキーといい、着実にマクドナルド包囲網が完成しつつあるな。本気でマックを殺しにかかっているのか? 気になるのは、ここからマックの逆襲はあるのか? という点である。楽しみにしつつ、今はチキンにかぶりつこうではないか。

参考リンク:ケンタッキーフライドチキン「サンドBOX」
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼サンドBOX(税込890円)

▼チキンフィレサンド

▼オリジナルチキン

▼カーネリングポテトS

▼ドリンク

▼ミニアップルパイ

▼マック殺す

▼殺す

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