2017年5月、日本中に激震が走った。そう、後に語り継がれるであろう「カールショック」のことである。国民的スナック菓子・カールが全国販売を終了し販売エリアを変更、東京を含む東日本エリアでは手に入らなくなってしまうのだ。
これも時代の流れ……致し方ない気もするが、実はカールと同じく一時期は明治のトップ選手だったチョコレート菓子『ポポロン』が、2015年をもって販売終了していたことが判明した。い、いつの間に……! ポ、ポポロン……!!
・明治のチョコシュー
1976年に発売開始されたポポロン。シュー生地にチョコレートを詰め込んだシュースナック菓子である。特に小学生や中学生のお子様からは絶大な人気を博していたから、ご記憶の方も多いに違いない。
当時の販売価格は200円と、子供にとってはかなり高級な部類に入ったが、ポポロンを買ってもらった時の “スペシャル感” もまた格別であった。遠足などでポポロンを持ってきている友達がいると「あいつ……勝負かけてきたな」と感じたものである。
・懐かしのテレビCM
さらにポポロンを語る上で欠かせないのは「ポポロンロンロンポポロンロン♪ 明治ポポロン♪」でお馴染みのテレビCMだろう。キャッチーなリズムと歌詞は耳に残りやすく、誰もが口ずさめる定番CMソングであった。
そんなポポロンが2015年に引退していただなんて……。明治のホームページから引用しよう。
「ポポロンは、誠に勝手ながら、2015年2月をもちまして、製造を終了させていただきました。現在のところ、当商品に代わる商品や類似品の発売予定はございません。ご愛用いただいていたお客様には、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。これからも、皆様においしく召し上がっていただける商品作りに努めてまいります」
終売理由については明かされていないが、カールの件も合わせて推測するに「売れなくなったから」ということなのであろう。たしかに時代も流れ大人になり、ポポロンもいつしか特別なお菓子ではなくなっていた……。気付かなくてごめんよ、ポポロン……。
というわけで、カールショックも癒えぬうちに発覚したポポロンの終売。同じく明治のスナック菓子「ピックアップ」も2017年8月をもって販売終了となる。寂しい気持ちはあるが、どのお菓子も人々の記憶に残ることは間違いない。
▼懐かしい……!