日本のアニメと言えばスタジオジブリ。『魔女の宅急便』に『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』『千と千尋の神隠し』などなど、名前を挙げ始めたらキリがないほど名作だらけである。そんなジブリスタッフが10年間作り続けているCMがあることをご存知だろうか

九州限定で流れている製パン企業フランソアの商品「スローブレッドシリーズ」のCMで、名前は『カシスとアルルの物語』という。2017年4月28日、そのCMの10年分をつなげた動画がWEB限定で公開された。紡ぎ出された物語はまるで映画! 言葉を超える手描き作画の温かさがここにある!!

・まるで映画のような2分45秒

2分45秒のこの動画。その中には、出会い、別れ、成長……そして絆が詰まっている。基本的にセリフのないCMだが、言葉を超えて人生の喜びが伝わってくるようだ。まずは、あらすじ等を読まずに動画を見てみることをオススメしたい。

・ジブリを手掛けた制作陣

この作品を手掛けているのは、『となりのトトロ』などの作画監督を務めた佐藤好春さん、『ハウルの動く城』などの作画監督・山下明彦さん、『耳をすませば』以降のほとんどのジブリ作品に撮影監督として参加する藪田順二さんなど、ジブリ映画を手掛けた面々だ。

そのためか、手描き作画にはジブリ独特の温かさがある。それではこのCMのあらすじを以下にご紹介したい。

・『カシスとアルルの物語』のあらすじ

フランス南部の田舎町で、母のパン屋を手伝い天然酵母によるこだわりパン職人を目指し修行に出る主人公の女の子カシス。旅の途中に町を訪れ、カシスが憧れる年上の男性、アルル。お母さんのようなパン職人になりたいと夢見るカシスと、それをやさしく見守るアルル。出会い、恋、希望、旅立ち、そして……。


なお、フランソアのYouTubeチャンネルでは、今回の10年分の物語と同時に30秒の新作CMも公開。こちらは、二人のこれからの未来と再会を暗示する内容となっているので、『カシスとアルルの物語』に惹かれた人はこちらもチェックしていただけると幸いだ。

参照元:YouTube
執筆:中澤星児

▼10年間紡いだ『カシスとアルルの物語』

▼新作『スローブレッド「新しい物語」篇』