2017年3月31日、いよいよプロ野球ペナントレースが開幕する。WBC効果もあり、例年以上に白熱した戦いが予想されるが、あなたは『オープン戦3位の呪い』をご存じだろうか?

簡単に言えば「オープン戦で3位だったチームは、ロクなシーズンにならない」という都市伝説だが、2017年のオープン戦3位フィニッシュはオリックス・バファローズ……。果たして呪いはオリックスに降りかかってしまうのだろうか?

・3位は好成績

6球団で争われるペナントレースと違い、オープン戦はセパ12球団で開催される。つまり3位フィニッシュは好成績であり、本来ならばシーズンに突入しても上位が望める “嬉しい結果” と言えるだろう。だがしかし……。

ここ10年、上位であるハズの「オープン戦3位」となったチームは、ことごとく悲惨な結果となっているのだ。2007年から見てみよう。

・オープン戦3位の呪い

2007年: ヤクルト → 最下位
2008年: ソフトバンク → 最下位
2009年: 広島 → 5位
2010年: 楽天 → 最下位
2011年: 日本ハム → 2位(CS、1ステージで敗退)
2012年: 横浜 → 最下位
2013年: ソフトバンク → 4位
2014年: 巨人 → 優勝(日本シリーズには進出ならず)
2015年: 横浜 → 最下位
2016年: ソフトバンク → 2位(大失速で優勝を逃す)

12チーム中3位という好成績を収めても、過去10年で7度はBクラスに転落。Aクラス入りを果たしても、ロクな終わり方をしていないのが現実だ。再三申し上げる通り、オープン戦3位は好成績である。……なのに上記の結果とは、呪いがないとは言い切れまい……。

今シーズンのオリックスは、エース・金子千尋投手の復活、2年目・吉田正尚選手が大ブレイクの兆しを見せるなど、確かに明るい話題が多い。果たして『オープン戦3位の呪い』は発動するのか? ペナントレース開幕は、セパ両リーグともに3月31日だ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼今シーズンの、バファローズポンタにも注目だ。