イギリスで生まれたゲーム「ダーツ」は、ご存知の通り、的に向かって矢を投げて点数を競う射的競技である。日本では、お酒と共に楽しむ遊びとして知られるダーツだが、海外では年に1億円以上稼ぐプロが存在するというから驚きだ。
そんな中、海外のユーチューバーが「自動で真ん中に当たるダーツボード」を製作したという。なに!? そんなダーツボードが作れるわけないだろ……と動画を確認すると、これがマジだったのだ!!
・NASAでエンジニアを務めた経歴を持つユーチューバーが製作
矢が自動で真ん中に当たるダーツボードを開発したのは、NASAの研究所でエンジニアを務めた経歴を持つ、米国出身の人気ユーチューバー「Mark Rober」さんである。ちなみにMarkさんは、このダーツボードの製作に3年以上の歳月をかけたそうだ。
さて、“自動で真ん中に当たる” 仕組みだが、ボードの周囲に設置された複数のカメラが矢の動きを追跡。着地点を予測して、矢が真ん中に当たるようボードが動くというもの。こうして言葉にするのは簡単だが、よく考えるとかなり複雑そうだ。
映像でダーツボードを確認すると……やっぱり超複雑! ノートパソコンのほか、6機のカメラ、さらにボードの裏側には6つのモーターや電源などなど、電気部品が盛り沢山!! こんなに大掛かりなシステムを自ら作り上げるとは、さすがNASAの元エンジニアである。
その他、動画の後半ではバーの店内にボードを設置し、客達とダーツを楽しむ様子を見ることができる。機械のおかげとわかってはいても、真ん中に当たる度にプレイヤーたちは大はしゃぎ! なんとも楽しそうだ。こんなダーツボードのある店なら、ぜひ行ってみたいものである。
▼自動で真ん中に当たるダーツボードがこちら