遺伝子レベルで「もう絶対に自分はハゲる……!」と将来を約束されているような薄毛の人、もしくは薄毛予備軍の人たちは、自宅に落ちている抜け毛を見つけては「また1本、戦線から離脱したか……」と悲しい気持ちになっているかもしれない。
だがしかし。今回ご紹介する究極の前向き思考ライフハックを実践したら、逆に「ヨッシャ、抜け毛発見!」と嬉しくなることだろう。「もっと落ちてないかな?」と欲が出るかも。さらにさらに、ハゲることへの恐怖すら払拭できるのである!
・抜け毛専用掃除機
用意するのは小型の掃除機ただひとつ。1000円チョイで売られている、安価なハンディ掃除機でOKだ。そして、吸うべきものは「抜け毛」のみ。ホコリやゴミなどは、絶対に吸い取ってはいけない。そう、「抜け毛専用掃除機」を用意するのだ。
実は私(羽鳥)、そもそも「自分の抜け毛でカツラを作る」というネタのために、もうかれこれ1年半以上前から抜け毛収集を行っている。たとえハゲても、自分の毛なら “なじむ” はず。いつか来る将来のために、今のうちに貯めておこうと決意した。
ところが……!
もっと早く掃除機がパンパンになるかと思いきや、想像していたよりも集まらない。気がついたら吸い取っているのに、1年半経った今でも掃除機の「抜け毛室」は満員御礼になっていない。なんで抜けていないんだ! いい加減にしろ!! ──そう!
ハゲた時の恐怖を取り除くためのヅラを作りたいのに、抜け毛が足りないのだ!
──と、ここで「俺の抜け毛は、実はたいしたことないんじゃ」と前向きな気持ちになってくる。実際は、シャワーの時などは「タワシかよ」ってくらいに抜けており、そのタワシは毎日捨てているのだが、乾いた「床に落ちた抜け毛」は少ないのだ。
こうなると、床に落ちている抜け毛を発見すると、「よ〜っし!」と嬉しくなる。ヅラを作れるという方向で嬉しいのだ。抜け毛が溜まってきたら「よ〜し、これでヅラが作れるゾ……」と、これまた前向きに嬉しくなる。それと同時に床もキレイ……。
逆に抜け毛が少なかったら、「俺はまだまだ生き延びられる」とか、「よしよし、スカルプが効いてきたな……」だとか「炭酸シャンプーの効果が出てきたか」だとか、「頭皮マッサージの効果が現れ始めたか……!」とか、とにかく自信がつきまくる。
どっちにしてもマイナス方面には進まない。どっちに転んでもプラス方面。「やらなきゃいけない」と気張らず、適当に「気付いたら吸い取る」だけなので、長く続けることも簡単だ。自分で言うのもアレだが、こんなに完璧な方程式があっただろうか!?
誰がなんと言おうと私は続ける。いつかハゲるその日まで。なお、長く続けるポイントは、「すぐに手に取れる場所に掃除機を置いておくこと」だけだ。健闘を祈る。
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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▼2015年の8月から収集開始だ