クリスマスは、プレゼント抜きには語れない。子供達はもちろんのこと、大人でも、カップルや友達同士でプレゼント交換を楽しむ人が多い。
さて、そんなクリスマスプレゼントだが、サンタクロースが世界中の子供達にプレゼントを届けようと思ったら、プレゼント代から配送まで、一体どれぐらいのコストがかかるのだろうか!? なんと、プレゼント代だけで2兆8640億円にもなるらしいぞ!!
・世界に子供は何人いるの!?
「世界中の子供達にプレゼントを届けるまでにかかるコスト」を計算するためには、一体世界中に子供が何人いるのかを知る必要がある。
なんでも、CIA(米中央情報局)の情報では、0~14歳の人口は世界総人口の27パーセントに当たるとのこと。海外サイト『mental_floss』はこの数字をもとに、0~17歳が総人口の32.8パーセントに当たると想定し、この年齢層の人口が24億3000万人であるとの数字を弾き出した。
では、これだけの人数の子供にプレゼントを届けるとなったら、どれぐらいのコストがかかるのだろうか?
・オモチャ代だけで2兆8640億円に!
まずオモチャ代だが、オモチャの生産にかかるコストを10ドル(約1180円)に想定すると、243億ドル(約2兆8640億円)かかることになる。そして、どこからオモチャを発送するかによって配送料が違ってくるが、世界中で販売されているオモチャの多くが中国製であることを考慮して、配送元を中国に設定。
すると、配送料が安い船と鉄道を使用したとして、おおよその配送コストが68億3000万ドル(約8050億円)になるとのこと。航空便だったら、世界中の民間機と軍用機を使用しても、プレゼントのデリバリーには5日かかり、費用は95億8000万ドル(約1兆1300億円)にもなるのだという。
とてもではないが、サンタクロースが、一人でこなせる仕事量ではないことだけは確かだ。
・アメリカだけでも約6900億円に!
その他に、米サイト『The Motley Fool』は、アメリカ人が子供のために使うクリスマスプレゼント代が平均271ドル(約3万2000円)であることから、米国だけで、子供達へのプレゼント代が58億5000万ドル(約6900億円)かかると計算している。
子供達に何をプレゼントするか、どこに、どれぐらいの子供が住んでいるかによって総費用は異なってくるようだ。サンタクロースが実在していても、世界中の子供達にプレゼントを送り届けるのは大仕事である。そこで、大切な人にプレゼントを贈る世界中の誰もが、サンタクロースだということにしてみてはどうだろうか。
参照元:mental_floss、The Motley Fool(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.