dsc00039
2016年11月29日、「ミシュランガイド東京2017」の掲載店が発表された。掲載店の中でも特に注目を集めているのが、日本で2番目に一つ星が付いたラーメン店「鳴龍(なきりゅう)」だ。

以前からかなりの有名店であるためすでにご存知の方も多いと思うが、この店の人気メニューは「担々麺」である。さて、ミシュラン一つ星店の担々麺とはどんなものなのだろうか? その味を確かめに行って来たので、さっそくレポートしていこう。

・開店1時間前で20人ほどの行列

鳴龍があるのは、JR山手線「大塚駅」より徒歩6分ほどのところ。11時30分開店のところ筆者が店に到着したのは、開店1時間前となる10時30分頃。一つ星獲得が発表された翌日ということもあってか、すでに20人ほどの行列が出来ていた。

dsc00006

・店の1番人気は「担々麺」

冒頭でお伝えした通り、この店で最も有名なのが「担々麺」で価格は税込800円である。開店時間にはすでに50人ほどの行列が出来ていたが、ようやく券売機で食券を購入してカウンター席に着いて待つこと約15分……待望の担々麺がキタァァァアアアーーー!

dsc00039

・クリーミーなオレンジ色のスープ

具材は「ネギ」と「ひき肉」のみと至ってシンプル。そして何より驚くのがスープの色である。一般的な坦々麺の赤っぽいスープとは違ってクリーミーなオレンジ色をしており、これがまた食欲をそそるのだ。

dsc00042

スープをひとくち飲んでみると……ウマい! まろやかでコクのあるスープがノドを通ったあとに、酸味と辛味が絶妙な強さで味覚を刺激してくるぞ!! マイルドでありながらもパンチの効いた、不思議な味わいのスープだ

dsc00045

・小麦の風味豊かな自家製麺

続いて麺をすすると……これまた美味! スープがしっかりと絡んだ歯応え抜群の麺は、噛めば噛むほどにスープの旨味と小麦の風味が口の中に漂う。麺は自家製麺とのことで、店主のこだわりが伝わってくる仕上がりである。

dsc00062

・それぞれの刺激が最高のバランスで重なり合う担々麺

さらに、ひき肉のホロホロとした歯ざわりとナッツのカリッとした食感のアクセントもまた素晴らしい。コク・酸味・辛味・食感のそれぞれの刺激が最高のバランスで重なり合った一杯といえよう。

dsc00084

そもそも担々麺は “濃厚で刺激の強い食べ物” というイメージを持っていた筆者であったが、鳴龍の担々麺は生まれて初めてスープまで飲み干していた。しかも、食後にクドさが感じられないのだから驚きである。

dsc00070

・ぜひ食べていただきたい一杯

日本で2番目となる一つ星を獲得した鳴龍の担々麺は、これまで担々麺が苦手だったという方にもぜひ食べていただきたい一品だ。しばらくの間はさらに混み合うことが予想されるので、時間にはかなり余裕を持って来店することをオススメしたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 鳴龍(なきりゅう)
住所 東京都豊島区南大塚2-34-4 SKY南大塚 1F
時間 ランチ11:30~15:00 / ディナー18:00~21:00
休日 火曜 ※月曜はランチタイムのみ営業

Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼今回ミシュラン一つ星を獲得した「鳴龍」
dsc00006

▼開店約1時間前で20人ほどの行列
dsc00002

▼券売機で食券を購入
dsc00024

▼店で1番人気の「担々麺(税込800円)」
dsc00039

dsc00042

▼スープはコク・酸味・辛味のバランスが絶妙
dsc00045

▼麺は噛めば噛むほどに小麦の風味が漂う
dsc00062

▼ひき肉とナッツの食感もまた絶妙
dsc00084

▼開店1時間後で行列は30人程となっていた
dsc00101-1

▼今後はさらに混み合うことが予想される
dsc00012

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

日本, 〒170-0005 東京都豊島区南大塚2丁目34−4