こう言っちゃなんだが、「うわ、大丈夫かなここ」ってなる店が時たま存在する。外観がボロボロだったり、店頭サンプルが色あせてたり、壁に超巨大な毛沢東の看板が飾ってあったり……。最後のはマジだぞ。たぶん、あなたが思ってるよりもだいぶデカい。大丈夫かここ。
そう、東京・千駄木にある「毛家麺店(マオラーメン / マオケメンテン)」の壁には、ある巨大な看板が飾ってある。そこに描かれているのは、中華人民共和国初代国家主席・毛沢東。これは……なんか入りづらい。しかし、ここで入らないのは一生の損。なぜなら、このお店では超絶品の担々麺が食べられるからだ!
・巨大看板にビビるな
東京メトロ・千駄木駅を出て歩いていると、いきなり毛沢東の巨大な看板が現れる。まるで通行人を驚かすかのようだ。何も知らない人は、思わずぎょっとしてしまうだろう。そして、足早にスルーしてしまうことだろう。でもちょっと待った! それは非常にもったいないことなのだ。
看板のインパクトとは正反対の、こじんまりとした店内に勇気を出して入ってみよう。そうすれば、きっと幸せが待っているぞ。当然、中にもたくさんの毛沢東グッズ。が、ここまでくると違和感なし。どうやら中国人のご夫婦が営まれているようだ。注文すべきは、名物と書かれた「担々麺(税込880円)」なり!
・ルックス最強
注文してからかなりスピーディーに出てくる料理。実は、この早さもお店の特徴だったりする。それはさておき、さあさあ来ましたよ! 愛しの愛しの担々麺が到着ぅ~!! 見るからに濃厚なスープ。そこに浮かぶ大量の黒胡麻。ルックス最強。食べる前から絶対ウマいのは確定した事実である。
・濃厚でクリーミーなスープ
スープを一口。胡麻の香りが強烈に広がる。ドロッとしていて、かつとてもクリーミーだ。濃厚だが、ギトギト感やしつこさはない。うわっ、これウメぇーわ。今度は黒胡麻を崩してよく混ぜる。パクチーがのっているので苦手な人はよけよう。さらに増す胡麻の風味と、たまに姿を現す山椒のピリッとした刺激がたまらん!
・一気食い確実
全体的に、担々麺なんだけどちょっと甘めだ。しかし、山椒や唐辛子、スパイスなどによる辛さが要所要所で効いていて、その緩急自在な味の波状攻撃にしてやられる。麺が少々柔らかめなので好みは別れるかもだが、このへんは中国で食べた麺料理を思い出すな。というかスープがウマすぎて、麺も一気に平らげてしまったぞ。
・水餃子もオススメ
担々麺以外に、ぜひ頼んでいただきたいのが「水餃子(税込400円)」だ。ゴロゴロした大きめの餃子が5個。ツルッとした皮の中にギッシリと具が入っている。軟骨が入っているのだろうか? コリコリとした食感もよく激ウマ。今度来たらこれで1杯やることにする、絶対だ!
・担々麺好きはマスト
ほら、どうだい? あの看板にビビってお店に入らなかったら、こんなウマいものは食べられなかったはずだ。実に、実にもったいない。担々麺好きには有名なお店だが、万が一にも知らない、という人は必ず行くべし。最後の1滴までウマい絶品が食べられるぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 毛家麺店
住所 東京都文京区千駄木3-34-7
時間 11:00~15:00、17:00~23:30(平日)、11:00~22:30(土日祝)
休日 火曜
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼毛沢東の巨大な看板にビビるな
▼名物、担々麺(税込880円)
▼たっぷりの黒胡麻、パクチーものっている
▼濃厚でクリーミーなスープがたまらん
▼麺は柔らかめ
▼一気食い確実だ
▼麻婆丼(税込800.円)
▼山椒が効いたピリ辛なウマさ
▼水餃子(税込400円)
▼コリコリとした食感もよく激ウマ
▼担々麺好きはマスト!