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誰でも一度は読んだことがあるであろう昔話「桃太郎」。川で洗濯をしていたおばあさんが、ドンブラコ、ドンブラコと流れてきた桃を拾うところから話が始まるが、そもそもどこから流れてきたのだろうか?

考えても考えても分からない。もし巨大な桃を川に流したヤツがいるとしたら、どうかしてるぜ。

そんな疑問を解決してくれる動画を発見してしまったので紹介したい。いや、疑問を解決してくれるというか、さらに疑問が深まるというか……な、何なんだこれは!?

・桃の始まりは競輪場

その動画とは、11月7日に公開された「『ふともも太郎』ある桃のはなし エピソード0」である。始まりは、なぜか競輪場。え、競輪場?

そう、とある競輪場の桃の木に大きな桃がなっており、心優しい競輪選手たちが大切に育てていたのだ。ところが、風が吹いて、桃が飛んで行ってしまう。桃を必死で追いかける競輪選手たちだが……。

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・桃のハチャメチャ人生

桃の飛んで行った先は、お姫様を襲おうとしていた悪人の頭上。偶然とはいえ、お姫様を助けた桃は英雄となり、みんなに崇められて大金持ちになる。

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しかし、それを妬んだ者から命を狙われ、コロコロと逃げて町医者のもとにたどり着く。

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桃に聴診器をあてると、秘められたパワーが開花して、町医者のオヤジが筋肉ムキムキに。それを見ていたインチキ発明家は、桃を騙して改造して、ひともうけしようと企むが、失敗して逮捕されてしまう。

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そこへ謎の生命体が現れて、ずっと桃を追いかけていた競輪選手たちとの “桃争奪戦” が勃発。80年後、最後の一人になった競輪選手が、川をドンブラコと流れている桃を発見するが、あと少しのところで手が届かないまま絶命してしまうのだ。

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・意味がぜんぜん分からない

最初から最後まで異常にテンションの低いナレーション、ピコピコピコピコと異常にテンションの高いBGMの効果もあり、かなりクレイジーな動画である。

何が何だか分からないが、心優しい競輪選手たちが気の毒すぎる。そんでもって、たぶん「桃太郎」の桃じゃねえええええ!

・「桃太郎」じゃなくて『ふともも太郎』

実はこれ公益財団法人JKAという競輪とオートレースの振興法人が制作したものらしい。「桃太郎」をモチーフにした『ふともも太郎』というシリーズで、気になる桃のその後のストーリーはすでに公開されており、これまたツッコミどころしかない。

オマケに、『ふともも太郎』のLINEスタンプまで販売中。謎の中毒性がある『ふともも太郎』の人生、壮絶すぎぃぃいい!!!

参考リンク:YouTubeLINE STORE