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飛行機の中では色々なことが起こる。誰かが誰かにオシッコをひっかけたり、座席で子供がウンコをしたり、ウンコが臭すぎて飛行機がリターンしたり……って、アラ? 飛行機のトラブルってシモ関係がちょっと多いのかもしれない。

この度も、ある飛行機でトイレ関係のトラブルが起こった。なんと機内全てのトイレがつまってしまったことが原因で、緊急着陸する事態となったのだ……。

・“何らかの固形物” が流され、トイレがつまる

パキスタン国際航空のボーイング777が、カナダ・トロントからパキスタン・ラホールに向かっていたときのことだ。乗客がトイレに “何らかの固形物” を流し、機内全てのトイレをつまらせたというのである。

トイレが使えないのは大変困るので、北海上空を飛行中だった同機はイギリス・マンチェスター空港に緊急着陸することとなった。

・なぜ機内全てのトイレがつまったの?

ではなぜ、機内8〜9カ所にトイレが設置されていたにもかかわらず、全てのトイレがつまってしまったのだろうか? その理由は、機内のトイレは共通のパイプでつながっているので、1カ所ダメになると全てのトイレに影響が出てしまうからだと伝えられている。

マンチェスター空港でトイレ修復を終えた同機は、ラホールに5時間遅れで到着したとのことだ。

・過去にはインドで同様のケースが。関係者「インド人は色々な物をトイレに流す」

同様の事態はこれまでにも起こっている。2014年には、エア・インディアの飛行機が、機内4つ全てのトイレをつまらせて飛行場にリターンしている。これも “固形物” がトイレに流されたことが原因のもよう。

本件を報じた海外メディア『The Times of India』は、「インド人は、ブランケットや枕、靴下など色々なものを流します」「インドの航空会社はそういったインド人乗客の性質に対応して、トイレを修理しなければなりません」という航空関係者の声を紹介している。

一体なぜ、ブランケットや枕をトイレに流す必要があるのか? 謎だ。

参照元:MetroThe Times of India(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.