農場で野菜を育てる時は、肥料の種類や温室の温度を変えたり、自分でコントロールできる部分がある。しかし、海に出て漁をするとなると、運が大きく作用するところが大きい。それだけに、大漁だったら思わず「ヤッタぜ!」と、ガッツポーズを取りたくなるに違いない。

まさに、そんな大量の魚に喜ぶ漁師が網をほどくと、中から ‟意外な生き物” が出て来て、「実は大漁じゃなかった……」という動画が、ネットで笑いを誘っているので紹介したいと思う。

・大漁に漁師が喜んでいると……

動画が撮影されたのは、どこかロシアの海域だ。数人の漁師が船のデッキで、海から引き揚げた網にかかった大量の魚を見て、大歓声を上げている。

筆者はロシア語が分からないが、「ヤッタぜ、大漁だ! 今夜は乾杯だな」なんて言葉が飛び交っているのではないかと想像する。特に、カメラを回していると思われる人物が上げる、嬉しくて仕方がないといった感じの高らかな笑い声が、なんとも印象的だ。

・網から出て来たのはトドだった!!

ところが、大量の魚で一杯になった網をデッキに下ろすと、なんと、中から出て来たのは巨大なトド! これには、漁師も失望の色を隠せなかったようで、ブーイングの嵐に!!

そして、トドを船から追い出そうと激しくホースの水を浴びせかけ、「早く出て行け~!」とでも叫んでいるのか、激しい野次が止まらない。

・がなり立てられたトドが可哀想……

売り物にならないトドが引っ掛かって、ガッカリする気持ちは分かる。だが、ケンカを売るようにがなり立てられ、どんどんデッキの隅に追いやられるトドを見ていると、可哀想になってきてしまう……。さすがに、歓迎されていないことを察したのか、トドは海に飛び込んで姿を消してしまった。

文字通り、‟大きな” サプライズだったと言えそうだ。漁師にしてみたら、思ったほどの大漁ではなかったかもしれないが、乾杯に値するほどの魚は取れたのではないだろうか。

参照元:LIive LeakMashable(英語)
執筆:Nekolas