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2016年11月1日、東スポこと東京スポーツが衝撃的なニュースを報じた。なんと日本屈指のプロレス団体「プロレスリング・ノア」が、IT企業「エストビー」に事業譲渡するというのだ。

詳しくは東スポをご覧いただきたいが、16年の歴史を誇るプロレス団体の身売り話にプロレスファンはざわめいている。

・プロレスリング・ノアとは

「プロレスリング・ノア」は、2006年に故・三沢光晴さんが立ち上げたプロレス団体である。当時は三沢さんを筆頭に、小橋建太・秋山準・田上明・丸藤正道・KENTA……などなど、そうそうたるタレントが集う、「新日本プロレス」と並ぶメジャー団体であった。

ところが近年は業績が悪化し、新日本プロレスには大きく水をあけられた格好となっている。ファンの間では「ノアはいつまで耐えられるのか?」と話題に上がることもしばしばで、世間でいう「プロレスブーム」からは取り残されていると言っていいだろう。

・いい方向に転じる?

そんな中、今回持ち上がった身売り騒動だが、個人的には「いい方向に転換するのではないか?」と考えている。現在はチケット入手が困難とされる新日本プロレスも、かつてはボロボロの時期があった。それが2012年に「ブシロード」の子会社になってからというもの、一大ブームを巻き起こしていることはご存じの通りだ。

新日本プロレスに、オカダ・カズチカを筆頭とする魅力的なタレントが揃っていたことも大きいが、ノアにも潮崎豪ら “売れそうな” 所属レスラーがいる。ブシロード並みのプロモーションが出来れば、本当の意味でプロレスブームが再燃するかもしれない。

記者と同じように、かつてプロレスに熱中した人の中には、現在のプロレス界の状況を寂しく感じている人も多いハズだ。ぜひ「プロレスリング・ノア」及び「エストビー」には頑張っていただき、新日本プロレスだけではなく、真のプロレスブームの起爆剤になることを期待したい。

参照元:東スポWeb
執筆:P.K.サンジュン