衝撃的なニュースが飛び込んできた。東京スポーツこと「東スポ」及び「東スポWEB」によると2016年12月、あの伝説のプロレスラー・マサ斎藤(74)がリングに復帰するというのだ……ってマジかよ! 詳細は東スポを参照して欲しいが、これは大事件!! 人によっては、リオ五輪・SMAP解散と並ぶビッグニュースである!
・マサ斎藤とは?
マサ斎藤。一言でいえば “伝説のプロレスラー” である。アマレス日本代表としてオリンピックに出場し、後にプロレスラーに転向。1970年代、まだ日本人には過酷な環境だったアメリカを一人渡り歩き、刑務所送りになった過去を持つことは有名すぎる話だ。
90年代には新日本プロレスに身を投じ、アントニオ猪木との巌流島決戦、そしてスコット・ノートンなどの外国人プロレスラーを次々と発掘し、90年代の新日本プロレス黄金期を支え続けた。解説者として独特すぎる言い回しは多くの人に愛され、大のカルピス好きとしても知られている。
・パーキンソン病を患う
そんなマサ斎藤は近年、パーキンソン病を患い表舞台からすっかり姿を消していた。プロレスファンの中では「佐々木健介・北斗晶夫妻がマサさんの面倒を見ている」という話が定説となっており、マサさんのリング復帰などあり得ない話かと思われていた。
ところが、冒頭にお伝えした電撃復帰報道である。引退試合は1999年に行われており、以来リングには上がっていない。ざっと17年振りの勇姿、そもそもマサさんはリングに上がれるのか? 興味は尽きない。
・あの男はどう動くのか?
──そしてもう1点。どうしても気になることを記述する。東スポの報道には、あの男について一言も触れられていない。そう……革命戦士・長州力である。マサ斎藤と長州力の師弟関係を知らないプロレスファンはおらず、マサ斎藤を語るには長州力が、長州力を語るならマサ斎藤が必要不可欠な存在なのだ。
しかし両者は2000年代初頭、長州力が立ち上げた ある意味伝説の団体 “WJ” の崩壊を機に袂を分かっており、以来接点はない。田崎健太氏著書の「真説・長州力」によると、長州はマサさんとの関係修復を心底願っている様子だが、果たして両者が並び立つことはあるのだろうか?
とにもかくにも、マサ斎藤のリング復帰は、往年のプロレスファンにとって「激報」以外の何物でもないだろう。決戦の日は12.2(ジュウニイテンニ)大阪・城東区民センターだ。続報を待たれよ!
参照元:東スポWEB 、 Amazon「真説・長州力」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
イラスト:マミヤ狂四郎
▼プロレスファンなら誰もが知るマサ斎藤。漫画「ろくでなしブルース」の教師、マサさんのモデルでもある。
▼なお、プロレスラー「ヒロ斉藤」は血縁でも何でもない。
▼なおなお、「真説・長州力」は名著だから絶対に読んだ方がいい。
▼マサさん復活!
▼ぬりえもあるぞ